野村周平、NYでの生活を語る「スケボーして、バーに行って、友達としゃべる」

コロナ禍の留学「セントラルパークが臨時病院に」

――ニューヨークに行ってよかったですか。

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「お芝居に関することは何一つしてなかったんですけど、僕らは生きている人を演じるわけじゃないですか。ニューヨークを地元として生きているやつの生き方を見ていたのは、後々、思い出すこともできるし、人生の糧になりました。役者としても糧になっていると思います。英語の芝居のやり方は分からないですけどね(笑)」

――その留学中にコロナ禍になったわけですね。

「毎日、何千人という感染者が出て、冷凍トラックに死体を詰めるとか、セントラルパークが臨時病院になっていたのを見ました。帰国の時はゴム手袋に、サバゲー用のサングラス、フィルター付きのマスクをして、手洗いもきちんとしました。同じ時期日本では、平気で酒を飲んでいるやつもいたし、意識低すぎ、と思いました。もう少しいたら、BLM(ブラック・ライブス・マター)のデモもあったんですが、もう十分、貴重な経験をしたな、と思ったんです」

――最後にドラマの見どころを教えてください。

「後半になって、俺の見どころが出てくるんですけど、最初はアクションとか福士くんとの掛け合いを見ていただきたいです。潜入捜査の事件が実際に現代社会で起きていることがベースになっていて結構リアル、しかもグロテスクに描かれている。そういうところはちょっと気を引き締めて見ていただいて。あとは福士君かっこいいなと思いながら見ていただけたらと思いますね」

□野村周平(のむら・しゅうへい)1993年11月14日生まれ、兵庫県出身。2010年に俳優デビューし、12年、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で注目を浴びる。主な出演作は「ライチ☆光クラブ」「ちはやふる 上の句/下の句」「森山中教習所」「ミュージアム」「サクラダリセット 前篇/後篇」「帝一の國」「22年目の告白‐私が殺人犯です‐」「ちはやふる-結び-」「ラブ×ドック」「純平、考え直せ」「ビブリア古書堂の事件手帖」など。

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