明け方の繁華街で生まれた数々のドラマ “朝チア”代表・朝妻さんが語る11年間
新宿や新橋などの駅前で通勤中のサラリーマンを応援するチアガール姿の集団「全日本女子チア部☆AJO」。今年で創立11年目を迎えるが、その過程には様々な困難もあった。代表を務める「クミッチェル」こと朝妻久実さんが、明け方の繁華街で起こった数々のドラマを明かした。
警察沙汰になったことも…“女版・松岡修造”が語る、明け方の繁華街で起こった数々のトラブル
新宿や新橋などの駅前で通勤中のサラリーマンを応援するチアガール姿の集団「全日本女子チア部☆AJO」。今年で創立11年目を迎えるが、その過程には様々な困難もあった。代表を務める「クミッチェル」こと朝妻久実さんが、明け方の繁華街で起こった数々のドラマを明かした。
フリーアナウンサーとしての仕事を続ける傍ら、朝チアの活動に加わった朝妻さん。最近では、サッカーのビジャレアル・久保建英を育てた体幹トレーニングの第一人者、木場克己氏の美尻トレーニングメソッド「CBH」の応援アシスタントも務めている。当初は朝チアの活動に「売名行為」などの批判も寄せられた。目の前で親指を下に向けられたり、暴言を吐かれることもあったという。
「最初は見向きもされず、なんでこんなに冷たくされるんだろうと思うこともありました。でも朝チアは人に見てもらうためのものではなく、あくまでも私たちが『勝手に応援してる』というもの。『誰か1人にでもこの応援が届くといいな』『皆さんにハッピーな驚きを与えよう!』くらいの気持ちでやるようになってから、気にならなくなりました」
“初代部長”の齊藤彩さんと2人で活動していた時期には「何物も寄せ付けない雰囲気があった(笑)」と大きなトラブルとは無縁だったが、次第に認知度が上がり、メンバーが増えるにしたがって予期せぬ出来事も度々起こった。
「同世代のかわいらしい2人が入ったころから、ファンの方も増えて、ツーショットで写真撮影を頼まれたり、サインのようなものも何度か書いたりして……。これは私たちがやりたいことと違う。私たちは応援するためにやってるのであって、ファンサービスをするアイドル的活動とは違うなって」
“勝手にやっているだけ”という以上、パフォーマンス中の写真や動画撮影は覚悟の上だが、過度な交流を求めるファンや股下を狙うローアングルからの撮影には毅然と対処した。なかには腹いせに警察へ通報を行うファンもいたが、古くからの良識あるファンが度々守ってくれたという。
「新宿は歌舞伎町も近いので、酔った人や怖そうな人に絡まれることもある。一度ファンの方と通りがかった強面の方とでケンカになってしまったこともあって、そのときもいつも来てくれている方が間に入っておさめてくれました」