福士蒼汰、ダークヒーローと自らの共通点「感情に左右されない」「欲がない」
俳優の福士蒼汰が22日スタートのドラマ「DIVER-特殊潜入班-」(毎週火曜、午後9時~カンテレ・フジテレビ系全国ネット)でダークヒーローに初挑戦した。急増する犯罪組織に対抗するため兵庫県警に秘密裏に設けられた「潜入捜査」チーム(通称“D班”)を描く刑事アクションで、「最強の潜入官」と呼ばれる捜査官・黒沢兵悟を演じる。意気込みを聞いた。
インタビュー、22日スタートのドラマ「DIVER-特殊潜入班-」で捜査官・黒沢兵悟役
俳優の福士蒼汰が22日スタートのドラマ「DIVER-特殊潜入班-」(毎週火曜、午後9時~カンテレ・フジテレビ系全国ネット)でダークヒーローに初挑戦した。急増する犯罪組織に対抗するため兵庫県警に秘密裏に設けられた「潜入捜査」チーム(通称“D班”)を描く刑事アクションで、「最強の潜入官」と呼ばれる捜査官・黒沢兵悟を演じる。意気込みを聞いた。
――兵悟は犯罪者逮捕のためには仲間をもだまし、多少の犠牲もいとわない冷酷非道な“最凶の男”ですね。
「兵悟は過去にいろいろあって非行に走っていた青年で、詐欺や暴力事件を起こしていたんですけど、そのIQや身体能力が認められて、今は警察内部の組織にいる男です」
――福士さんといえば、「仮面ライダーフォーゼ」を始め、明るいキャラクターの印象が強いのですが、クールな役はいかがですか?
「楽しいです。僕はどこかで正義感が働いて、こっちの方がいいんじゃないかとか、こうあるべきだという考えが浮かんでしまうので、そこまで悪にはなれないです。だから今回は兵悟として、普段なれない悪を体感したいと思います」
――悪役の方が演じる自由度が高い?
「僕はそう感じます。一般的に正義とか普通、常識的だと言われる人は意外と狭いエリアの中にいて、それから一歩でも半歩でも外れると、『なんだ、あいつは』と悪者扱いされてしまうんだと思います。正義でいる方が大変です。いい人にならなきゃいけないし、人のために何かしなきゃいけない。そういう意味では、ヒーローはすごく荷が重い。地球全体70億人を支えなければいけない。善人を演じる方が難しさを感じます。悪は誰も別に救う考えはない。そういう意味で自由度が高く、お芝居をする上ではアイデアが広がりやすいです」
――兵悟との共通点はありますか?
「合理的、論理的に物事を捉えるところですかね。あんまり感情に左右されないところや欲がないところも似ています。兵悟は貫いているものがあるので、そこがいいところだなと思います」