田村潔司が衝撃発言! 新団体「GLEAT」旗揚げも「自分が出るつもりは全くない」
「UWFスタイルっていうのは、いろいろある」
――なるほど。
田村 みたいな感じ。でもそんな、大袈裟に捉える感じでもなくて……。
――いや、大袈裟にしないと伝わらないじゃないですか(笑)。
田村 そう。大袈裟にしないと伝わらないんだけど、俺の気持ちとしては「UWF」をイチから作リ直す気持ちでやっていきたいから。
――「UWF」をイチから作リ直す。
田村 ただ、現状は種まきの状態なので。長州力っていう部分に対しても、やっぱり武器っちゃあ武器だから、そこをうまい具合にやっていけたらなっていう意味で、「カタチを変えた10・9」を、10・15でやる、みたいなイメージでいる感じかな。
――あれから25年、四半世紀をかけた、新たなUWFの狼煙が上がると。
田村 うん。
――今回、女子のUWFルールマッチ(朱里VS優宇)が組まれています。これは新たな挑戦?
田村 そうね。UWF女子は、ここは強いコンテンツでいけると思うので、ちょっと育てていきたいのはある。
――もう1つ、UWFルールとしてはダブルバウトで伊藤貴則、大久保一樹VS船木誠勝、田中稔という試合も組まれています。
田村 船木さんと、田中稔選手はU系の大ベテランだから、伊藤がどこまで太刀打ち出来るか何を魅せるか。彼の生き方の表現を期待したいかな。正直、伊藤がどんな闘いをしていく選手なのか未知だから、船木さんと田中選手を真面目に食ってやる気持ちで向かうと成長できると思う。
――楽しみですね。
田村 そうだね。ただ、今はなんていうんだろうな。「UWF」のスタイルにもいろいろあるわけですよ。例えば初期の「UWF」だったり、よくいわれる回転体だったり、俺とサク(桜庭和志)がやったようなスタイル(格闘技?)だったり。だから俺の中でのUWFスタイルっていうのは、いろいろあるのよ。楽しませるモード、シリアスモード、その両方が混ざっているようなモードとか。いろいろスタイルはあって、中にはUWFごっこをやる選手もいる。
――あー、はいはい。
田村 でも、それも全部含めて、あまり「UWF」のスタイルの敷居を高くしないで、低く観てもらって、その低い状態から、いろんな選手が育っていければいいかなと思っているかなっていう。
――メインイベントは6人タッグマッチ(秋山準、関本大介、谷口周平VS杉浦貴、藤田和之、ケンドー・カシン)です。そこには触れていない感じですか?
田村 全然。全く。知らない。
――知らない? 凄い割り切りですね(笑)。
田村 だって知らないんだもん。
――じゃあ、選手として田村潔司が絡んでいくようなものではない?
田村 絡んでいく?
――だってそこに田村潔司がいるわけだから、何か起こるんだろうなってファンは思うんじゃないですかね?
田村 ああー!