流行語ノミネート「翔んで埼玉」“まだ上映している”地元映画館 県民の日に監督が降臨

今年2月に公開され、大ヒットを記録した映画「翔んで埼玉」の上映を、約9か月に渡るロングランで続けている映画館がある。さいたま市にあり、本作の“聖地”と呼ばれる「MOVIXさいたま」だ。14日の「埼玉県民の日」に、武内英樹監督が登壇する上映イベントの開催が決定。業界の常識を覆すようなロングラン上映は、またひとつムーブメントを起こしそうだ。

大ヒットを記録した映画「翔んで埼玉」 (C) 2019 映画「翔んで埼玉」製作委員会
大ヒットを記録した映画「翔んで埼玉」 (C) 2019 映画「翔んで埼玉」製作委員会

11月14日「埼玉県民の日」 約9か月ロングラン上映“聖地”MOVIXさいたま 武内英樹監督が登壇の上映イベント開催

 今年2月に公開され、大ヒットを記録した映画「翔んで埼玉」の上映を、約9か月に渡るロングランで続けている映画館がある。さいたま市にあり、本作の“聖地”と呼ばれる「MOVIXさいたま」だ。14日の「埼玉県民の日」に、武内英樹監督が登壇する上映イベントの開催が決定。業界の常識を覆すようなロングラン上映は、またひとつムーブメントを起こしそうだ。

「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」というセリフに代表され、埼玉がディスられる自虐ネタと郷土愛をコミカルに描いた本作(製作:フジテレビジョン、東映、テレビ埼玉)。11月4日時点で、全国の興行収入は37億5000万円、動員数は290万人を超え、今年の映画界でまさかのブームを巻き起こした。話題性も抜群で、「2019ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた。

 MOVIXさいたまでは、2月22日の公開から38週目に突入。全国の劇場別で興行収入・動員数ともに全国1位の座に輝いている。

 上映期間が8週間になると長期とされる中で、超異例のロングラン。「フラッグシップでありたい」という地元映画館としての情熱を持って上映を継続している。同館では公開前から積極的にキャンペーン企画を展開。これまでに来場客が劇中に登場した「埼玉ポーズ」を同館で撮影し、SNSにアップすることが流行るなどしたといい、現在は屋外のポスターケース10個を独占する形で本作のポスターを掲示。盛り上げの創出にも余念がない。

 通常は映画作品と上映館のイメージはあまり結び付かないが、MOVIXさいたまは“聖地”と呼ばれるようになった。本作の「象徴」の一つとしてブランドが確立されたと言っていい。

次のページへ (2/3) 自虐ストーリーが話題呼ぶ
1 2 3