佐野岳がBL、特撮ヒーロー、悪役を語る「クセのある役は楽しいです」
コロナ禍での自粛生活「役者って何なんだろう。自分って何なんだろう、と」
――古川さんも竜星さんも同年代。竜星さんが出演した「獣電戦隊キョウリュウジャー」は「ガイム」と同時期放送で、映画でも共演しています。
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「(竜星とは)2回目の共演で、映画のイベントでも一緒でした。古川さんとは、初めて共演させていただきました。端正な顔立ちで、どことなく温かいオーラがあって、(主演の)光臣っぽかったですね。僕は空き時間が結構あったので、いいお店はどこかと探したりしたんですけど、お2人は忙しかったんで、なかなか誘いづらかったです。実際に一緒に行ったのは居酒屋のシーンの後。ただ、居酒屋シーンで僕は食べすぎちゃって、せっかくの楽しいご飯会ではあまり食べられなくて、残念でした」
――コロナ禍での自粛生活はいかがでしたか?
「この映画の撮影は年明けだったので、ギリギリ大丈夫でしたが、(コロナ禍では)改めて、自分は無力だなって思いました。できることが限られてくる。でも、自分を振り返る時間になったかな。役者って何なんだろう。自分って何なんだろう、と」
――その原点は「仮面ライダー鎧武/ガイム」ですよね。その当時を振り返りましたか?
「やってきた作品や、役者をやる中で変わってきたことを振り返ったり、再確認しました。ライダーをやる前の記事も読んだりしました。方向性が分からなくなった時に、昔の記事を見ると、意外と心に刺さったりするんです。ちょっと背伸びしているし、まだ自分が確立されていない中で言っている言葉なんですけども、いいことを言っているんですよね(笑)」
――どんな言葉ですか?
「『夢を持つことは大事』って(笑)。1つの指針を決め、ビジョンをしっかり立てて、着実にやっていけば、それが幸せにつながるんじゃないかって。その時は何も考えずに、ストレートに言えていた頃だったんですよね。でも、その昔の自分に勇気をもらえた気がしました。なんだ、こいつ、こんなきれいごとを言いやがってと思いますけども、その真っすぐさには嘘はないし、確かにそうだなと思いました」