佐野岳がBL、特撮ヒーロー、悪役を語る「クセのある役は楽しいです」

人気ボーイズラブ(BL)コミックを実写化した古川雄輝、竜星涼が主演する映画「リスタートはただいまのあとで」(9月4日公開)で重要な役割を担う友人役を演じたのは、佐野岳だ。メインキャストから脇まで幅広いポジションで存在感を見せる佐野が、BLや当たり役となった「仮面ライダー鎧武/ガイム」当時の思いを語った。

映画「リスタートはただいまのあとで」に出演する佐野岳【写真:荒川祐史】
映画「リスタートはただいまのあとで」に出演する佐野岳【写真:荒川祐史】

インタビュー、9月4日公開の映画「リスタートはただいまのあとで」に出演

 人気ボーイズラブ(BL)コミックを実写化した古川雄輝、竜星涼が主演する映画「リスタートはただいまのあとで」(9月4日公開)で重要な役割を担う友人役を演じたのは、佐野岳だ。メインキャストから脇まで幅広いポジションで存在感を見せる佐野が、BLや当たり役となった「仮面ライダー鎧武/ガイム」当時の思いを語った。

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――本作は会社をやめて10年ぶりに故郷(長野県上田市)に帰ってきた主人公・光臣(古川)が、近所の農園の養子、同い年の大和(竜星)と出会い、恋に落ちるボーイズラブの物語ですね。

「ボーイズラブの物語だからこそ、人としての本質的な好きって何か、相手に受け入れてもらうことの尊さなどを感じることができる作品だと思いました。ロケ地の上田市もとてもいい所ですよね。きれいな風景の中で、きれいな関係性が成立していく。癒やされる感じがします。」

――佐野さんの役は竜星さんの同級生、酒屋の息子役でした。

「上田屋商店というお店があって、上田という名前になりました。主演の2人の関係を展開させていく重要なポジションで、良いスパイスになればいいかなと思って臨みました」

――ひげをはやして、髪を結ぶワイルドな風貌が印象的でしたが、ご自身のアイデアですか?

「ひげは監督に、髪を結ぶのはメイクさんに相談しました。おしゃれに無頓着なわけじゃないけど、地元に根付いている男の雰囲気が出せれば、と思っていました。早めに現場に入って、お店でただ座ってみたり、配列を眺めたり、肌感覚で役を吸収していこうと思いました」

――映画「ふたつの昨日と僕の未来」では主演も務めていますが、今回は主演の2人を支える役です。

「真ん中のポジションだと、プレッシャーはありますが、今回のようなサポート役は役として許容される部分も多いので、比較的自由にやらせてもらえましたね。店の売り物を勝手に食べながら登場するのが面白いかなって思って、前日にコンビニで小道具を買って仕込んだりしました。監督も面白がってくれたし、古川君からは『今度は何を仕込んでいるの?』なって聞かれたりしましたね」

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