お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつが9日、相方のカズレーザーとともにABCラジオ『ツギハギ～ヤーレンズのダダダ団！～』（月曜午後9時15分）にゲスト出演。女性芸人最強を目指すと誓った。

　リスナーから「マヂカルラブリーのラジオで『なつさんは足の握力が35キロあるらしい。女性芸人で一番強くなりたいらしい』と話していた」と報告され、「（ライバルは）南海キャンディーズのしずちゃんが最強クラスでは？」と付け加えられた。安藤は、足の握力について、手の握力計で測定するもので「（日本テレビ）『カズレーザーと学ぶ』で、足の形とか強さ、姿勢を測ったら、自分、ダントツで強くて。（手で）グーっぽくする（やり方）。（結果は）33キロだか。女性は（普通）10キロぐらい」と明かした。また、（日テレ）『有吉の壁』のロケ中にマヂラブ・野田クリスタルに「いま筋トレしてる。女芸人の中で一番になりたいから」と延々話したといい、「多分ラジオで言ってくれたのかな」と明かした。

　ヤーレンズの出井隼之介が「でも一番じゃないですか？　もはや」と言うと、安藤は「そのスイッチが入ったのが、紅しょうがの熊元プロレス。熊プロが（野田が作った）クリスタルジムでパーソナルで一緒に入ってるのね、教室に。そのときに『なつさんみたいに強くなりたい』とか『なつさんを倒したいんだ』みたいな話を（していると）どっかで聞いたの。で、『ああ？』ってなった」と経緯を説明。

　笑いが起きる中、安藤は「それでスイッチが入って。自分でジムに入会して、いま通ってるの」と口にした。ヤーレンズ・楢原真樹が「もともとプロレスもやってたし」と話すと、安藤は「お笑い（西口）プロレスをやってたんだけど、『これは強くなるしかないな』と思って、今鍛えてる」と気合を込めた。カズレーザーは「マジでやりましょうよ」と熊プロ戦に乗り気で、「（立ち技格闘技の）『ミャンマーラウェイ』、あの素手で殴るヤツ」とルールも指定して笑わせた。安藤は「拳（こぶし）でしょう？」と聞くと、カズは「そう、拳。素手でね」と肯定。安藤は「絶対負けたくないんよ。熊プロに」と本気モードで訴えると、カズは「絶対勝ちましょう、マジで」と思いを受け止めた。

　楢原が「熊プロには勝ちたいんだ」と尋ねると、安藤は「勝ちたい」。楢原が「しずちゃんさんは別にいい？」と聞くと、「しずちゃんはもうプロだから」とボクシング経験者は“別枠”という反応。しかし、「（安藤は）ジムに行くようになって全く体形が変わりました」と言い張るカズが、「いやいや。倒しに行く」と打倒・しずちゃんもぶち上げた。安藤が「ちょっと待って」とあわてる中、カズは「しずちゃんさんへの挑戦権をかけて熊プロと」と構想を披露した。

　安藤が「それは素手で？」と言うと、カズは「もちろん素手でしょう」と返答した。安藤の「しずちゃんとも素手で？」という声にも「素手で」と即答。安藤は「無理くね？　もうプロじゃん。オリンピックとか（目指しに）行ってた」と抵抗すると、カズとヤーレンズの2人は「あれはアマ」と声をそろえた。乗せられた安藤が「あれアマか。イケるか」とあっさり思い直すと、カズは「イケる。今から鍛えるんだから」と後押し。出井も「階級だけでいったら、戦っちゃダメなぐらい開いてるわけだから。イケる、イケる、絶対」と続くと、安藤は「じゃ、まず熊プロをやって、しずちゃんをやる」と前向きになった。

　出井が「熊プロ戦の試合内容次第では、しずちゃんさんから門前払いの可能性もある」と指摘すると、カズ＆楢原も同意。安藤は「TKO？　KO？」と完勝を意識した。楢原が「ボクシングなの？　何でもありじゃないの？」と確認すると、カズは「何でもあり。バーリトゥード」と試合形式を修正。柔道経験者の安藤は「バーリトゥードで、寝技もありだったら自分もいけるから」と自信を見せた。楢原が「寝技ありだったら、しずちゃんさんに勝てるんじゃない？　体形的にも」と予想すると、安藤は「1回、相撲とったことがあるの、番組で。勝ったのよ、しずちゃんに」とまさかの告白。「ただ、拳を使ってないから。拳が関わって、投げ技とかも（ありだとどうなるか）」と続けた。カズは「しずちゃんさんはボクシングなんで、組むのは（未知数）。なつさんは柔道やってるから低く行って組んじゃえば」と勝機十分とした。

　将来の戦いを見据えた安藤は「1ラウンドで仕留めたい」とスタミナが課題としつつ、「1回、熊プロとやらしてください」と熱望。さらに、「女芸人の中で一番強くなりたい」と力を込めた。カズとヤーレンズは『女性芸人最強決定戦』をビッグイベントにすべく、モリマン、おかずクラブ、3時のヒロイン、オダウエダらに加え、ゆうちゃみらを勝手に出場候補としてリストアップして盛り上がった。