【オヤジの仕事】酒のうえでの失敗乗り越えた高橋由美子が明かす、最近すごく父親に怒られたこと

1994年放送の主演ドラマ「南くんの恋人」(テレビ朝日)が高視聴率を記録し、主題歌「友達でいいから」のヒットも相まって一躍人気アイドルになった高橋由美子さん(46)。その後も連続ドラマ「ショムニ」(フジテレビ)シリーズなどで活躍し、2020年には歌手デビュー30周年を迎えた。秋には主演舞台「時子さんのトキ」と新曲を入れたベストアルバムリリースを控えている。そんな高橋さんを、身近にいて誰よりも応援し支えてきたのがお父さんだという。そのお父さんとのエピソードや思いを高橋さんに聞いた。

理容師の父親との仲良しぶりを語る高橋由美子さん【写真:山口比佐夫】
理容師の父親との仲良しぶりを語る高橋由美子さん【写真:山口比佐夫】

理容師の父親とは何でも話す仲

 1994年放送の主演ドラマ「南くんの恋人」(テレビ朝日)が高視聴率を記録し、主題歌「友達でいいから」のヒットも相まって一躍人気アイドルになった高橋由美子さん(46)。その後も連続ドラマ「ショムニ」(フジテレビ)シリーズなどで活躍し、2020年には歌手デビュー30周年を迎えた。秋には主演舞台「時子さんのトキ」と新曲を入れたベストアルバムリリースを控えている。そんな高橋さんを、身近にいて誰よりも応援し支えてきたのがお父さんだという。そのお父さんとのエピソードや思いを高橋さんに聞いた。

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 父親はチャレンジ精神旺盛で、どんなときも前向き。私はそんな父に、性格も顔もよく似ているんです。年齢を重ねて、母の要素も感じられるようになってきましたけど、クリッとした目や小柄なのも父親似ですね。

 子どもの頃から、父は私のよき話し相手でした。父は理容師で理髪店を経営しているんですけど、私は小学校から帰ると父の店へ。同級生と遊ぶより、大人と話しているほうが楽しかったかも。父や父のお客さん、お店で働く従業員さんたちと、学校であったことや友達との関係を相談したり、何でも話していました。

中学まで一緒にお風呂に入っていた

 父は私の話を“子どもの話だから”と適当に聞き流したり返事をしたりはせずに、きちんと聞いて「それはこうだから、こう言ってみれば?」「オレはこういう経験をしてきて、その経験からいうと、それはちょっと違うんじゃないかな」とか細かく理路整然と答えてくれました。私は反論したくても、言葉が未熟で論理的にできず父を説得できなくて、悔しくて「うぇ~ん」って泣いたりして (笑)。父と対等に話ができるようになりたくて考えを深めるようになり、同年齢の友だちより大人びた子どもになったのだと思います。

 父に対して“異性”という感覚がなかったので、お風呂には中学まで一緒に入っていました。プロだから頭も上手に洗ってくれるし(笑)。でも、ある日突然、友達が「お風呂に入っているときに音楽聴いたりしない?」なんて話を振られて、「うちはお父さんがラジオで野球聞くから音楽は聴けない」と答えたらすごいビックリされて。その日から1人でお風呂に入るようになって、後日、母から「お父さん、『オレ、何かやっちゃったのかな!?』ってすごいショックを受けてたよ」って聞かされました。

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