ももクロあーりん、ソロ配信ライブ成功の裏に隠された演出家の思考「ショーを創ろう」

コロナ禍での配信ライブは「ピンチだったがチャンスに変えるきっかけ」

「横浜アリーナでのライブが中止になり、無観客で何をするか、というところからのスタートでした。“ライブ”をするのか、“ショー”にするのか。あーりんとじっくり話し合い、『ショーを創ろう』ということになりました。ももいろクローバーZの1番のエンターテイナーは佐々木彩夏。そのショーマンとしての資質を最大限に魅せるショーにしたいと考えました」と佐々木氏は同配信に懸けた思いを明かした。

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 中でもファンに驚きを与えたのは、配信ライブ内で「AR技術」を使った演出。「キューティーハニー」では、画面いっぱいに3Dの真っ赤なハートが躍動し、「空でも虹でも星でもない」では、本来は見えるはずのない空に、星や虹を演出した。ステージ上でのライブでは不可能な、配信だからこそできた演出に、ファンからは「涙腺が崩壊した」「あーりんの想いがすごく伝わってくる」など感動のコメントが相次いだ。

 配信ライブではアンコールも含め全20曲を披露。約2時間の壮大なエンターテインメントとなった。横浜アリーナ公演の中止を受けて、急遽企画変更を余儀なくされた今回の配信ライブだったが、佐々木氏は「今回のような経験・機会はなかなか無いことですし、ピンチではありましたが、チャンスに変えるきっかけになりました」と笑顔で振り返った。

 同ライブの模様はGYAO!にて28日午後11時59分まで配信されている。

次のページへ (3/3) 【写真】佐々木彩夏の周りに浮かぶハートや星と虹の実際の様子
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