ジャルジャル後藤淳平、俳優業で「別人に」お笑いとは異なる魅力語る

お笑いコンビ「ジャルジャル」の後藤淳平が、14日公開の映画「ロックンロール・ストリップ」(木下半太監督)で主演を務めている。映画出演は今回が6作目。相方の福徳秀介と一緒のダブル主演の経験もあるが、単独主演は初めて。実力派のお笑いタレントながら俳優としても活躍する後藤に演じることへの思いを聞いた。

インタビューに応じた後藤淳平【写真:荒川祐史】
インタビューに応じた後藤淳平【写真:荒川祐史】

初の単独主演映画「ロックンロール・ストリップ」の公開前に芝居への思いを聞いた

 お笑いコンビ「ジャルジャル」の後藤淳平が、14日公開の映画「ロックンロール・ストリップ」(木下半太監督)で主演を務めている。映画出演は今回が6作目。相方の福徳秀介と一緒のダブル主演の経験もあるが、単独主演は初めて。実力派のお笑いタレントながら俳優としても活躍する後藤に演じることへの思いを聞いた。

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 物語は大阪のストリップ劇場を舞台に、映画監督を夢みる売れない劇団の座長が、劇団員たちと奇跡のパフォーマンスを繰り広げる内容。笑って泣ける群像劇となっている。木下監督の半生を描いた自伝的物語で、監督になるのが夢だった木下監督にとっての長編映画初監督作品でもある。

「最初は(初の単独主演の)プレッシャー、一瞬ひるんだのですが、こんな機会はそうないと、思い切ってやらせてもらいました。でも、やはり撮りながら途中から緊張していきました。自分次第で全体のテイストが変わってくるので。自分がしっかりしないといけないと緊張し始めました」

 この作品の主演でもあるが、劇中でも劇団の座長という設定だった。加えて、演じたのは撮影現場で目の前にいる木下監督の半生。映画監督を目指して下積み生活に苦闘する内容。

「積極的に共演者に話しかけるタイプではないので、裏では全然、座長ではなかったですが」と謙遜気味。演じた役には「『映画監督になりたいんです』というせりふがあって、それを僕が言いながら、実際に映画監督になった監督が撮影している状況に鳥肌がたちました。夢がかなった監督が毎日、楽しそうでした。それがうれしかったです」

演じる役の実在の人物が目の前にいることに抵抗はなく、むしろ幸せを感じながらの撮影だったようだ。また、下積み生活を演じる設定も後藤にはプラスの要素だったという。

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