国民民主党の玉木雄一郎代表が11日、この日の朝に一部週刊誌で報じられた元グラビアアイドルとの不倫疑惑について、都内の衆議院議員会館で緊急会見を実施。報道内容について「概ね事実」と認め謝罪した。SNS上では「幻滅した」「脇が甘い」といった批判の一方、迅速な対応を評価する声も上がっており、意見が二分する状況となっている。

　衆院選で大きく議席を伸ばし、一躍政界のキャスティング・ボートに躍り出た国民民主党に、思わぬ醜聞が舞い込んだ。同日早朝、写真週刊誌『FLASH』が「独占スクープ」と題して玉木氏と高松観光大使の元グラドル・小泉みゆきの密会報道を掲載。記事公開からわずか3時間余りで設定された緊急会見では、玉木氏本人の口から「妻子がある身でありながら、他の女性に好意を寄せたことは事実。批判は甘んじて受け入れます。家族や応援してくれたには心からお詫びを申し上げたい。本当に申し訳ございませんでした」と説明と謝罪が成された。

　相手女性と関係の詳細については「（先週の）金曜日の時点で、妻にはすべて話しました。厳しい叱責（しっせき）の言葉も受けました。詳細についてはプライベートに関すること、家族の意向や相手もあることなので、差し控えさせていただければ」と玉木氏。あらためて妻への思いを聞かれると「私の妻は……日本一、夫のために……地元を守ってくれる女性で……だからこそ、他の女性に好意を持った事実は本当に申し訳ない。妻には謝っても謝りきれません。許してもらえないかもしれないが、一生謝罪し続けたいと思います」と言葉を詰まらせ、目に涙をたたえながら語った。

　ネット上では、反応が真っ二つに分かれる結果に。「玉木さん期待してたけどスキャンダル取られるとか脇が甘すぎるでしょちょっと幻滅したわ」「自分には甘く自覚のない政治家が本当に多い」「有権者への裏切り」といった批判の一方、「玉木さん、動きが早くて他の政治家とは全く違う気がする」「玉木会見かなり良かったと思う。誤りは素直に認めて潔い印象受けた」「国民からしたら仕事をしっかりやってもらえれば良くてプライベートの問題とかどうでも良い」「玉木負けるな！」といった擁護の声も多く上がっている。迅速な会見を評価する声も多く、「玉木潰し」「減税潰し」といったワードがトレンド入りする事態となっている。