人気アイドルグループ「AKB48」の愛称「なーみん」の浅井七海(20)と、愛称「ずっきー」の山内瑞葵(18)がダブルMCを務めるYouTubeの新番組「捨てるずっきー・捨てないなーみん」が、6月のスタートから話題を集めている。おうち時間の片付けで見つけた「捨てるに捨てられない物」をメンバーが紹介し、ファンとメンバーとで「捨てる or 捨てない」を判定する内容。レギュラーの村山彩希(ゆいり＝23)は小学校時代から大切にしている泥団子を披露するなど、メンバーの個性や人柄が分かることも番組の売りだ。インタビュー後編では、新型コロナウイルスの影響を受ける活動の中で、アイドルとしてのこれからについて3人に聞いた。

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――「AKB48」は、東京・秋葉原のAKB48劇場で、6月13日に2か月半ぶりとなる劇場公演を再開し、無観客での配信限定公演「ソーシャルディスタンス公演」を開催。村山さん、浅井さん、山内さんがそれぞれ出演した公演は、16人で出演するステージとは異なり、メンバー2人だけでのパフォーマンスでした。なかなか会えないファンに届ける思いをお聞かせください。

村山「2か月半も劇場に行かないことは、私にとってはありえないことだったので、改めてステージに立てた時は、『帰ってきたな』という感覚でした。うちに帰ってきたぐらいの安心感でした。ファンの方に、ステージでアイドルとしての自分を見ていただけるのはすごく久しぶりで、改めて自分がアイドルであるという認識もできましたし、これからアイドルはこうあるべきということを確認できたソーシャルディスタンス公演でした。少人数でステージに立つこともなかなかないので、私たちにとっても挑戦的で刺激的でした」

浅井「ユニット公演として2人、3人で歌うことは経験があるのですが、劇場公演でソロ曲を歌うことは少ないので、劇場でソロで歌えることはすごくうれしかったです。私は田口愛佳ちゃんと公演を行なったんですけど、2人で歌う曲を決めて、ここぞとばかりに自分たちのやりたいことを詰め込もうと、いい意味でやりたい放題させてもらったので(笑）、すごく楽しかったです」

山内「私は、ゆいゆい(小栗有以)さんと2人での公演で、やっぱり久しぶりに劇場に立ててうれしかったです。ただ、無観客だと、ファンの方の声を聞くことができなかったり、2人でのパフォーマンスなのでさびしい気持ちもあったりしました。いいステージをつくりたいという思いでその分緊張もしましたが、練習の時から2人で『頑張ろうね』と言い合って、たくさん練習してステージに立ちました。配信を見てくださるファンの方に日々の疲れを癒してもらえたら、という気持ちでパフォーマンスしました」

――みなさんがおうち時間で始めたこと、自分磨きとして取り組んでいることはありますか?

浅井「歌の練習をたくさんしています。あと、アニメや映像作品をたくさん見ていまして、いろいろなジャンルに触れるようになって、自分にはない考え方を持ったキャラクターが出てくると、『こういう考え方もあるんだ』と、新たな“ひきだし”が増えた気がします」

――お気に入りのアニメ作品は?

浅井「『鬼滅の刃』から始まって幅広く見ています。私は音楽が好きなので、『四月は君の嘘』や『ピアノの森』を見て感動しました」

――山内さんは苦手克服ができたそうですね。

山内「納豆を食べられるようになったんです!　家にいる期間が多く、心の余裕が出てきて、挑戦しました。あとは「AKB48グループ映像倉庫」で、(2016年に)私が加入する前のコンサートの映像をたくさん見て、このメンバーさんはここがすごくキラキラしているな、とたくさん発見できました」

――どのメンバーのパフォーマンスに感動しましたか?

山内「大島優子さんの卒コンです。ずっとキラキラしていて、もう全身からあふれ出るオーラがすごいなと思って、私もそうなりたいなと思いました」