西川のりお、炎天下での『24時間テレビ』マラソンを疑問視「一つ間違うたら取り返しつけへんことになる」

ベテラン漫才コンビ、西川のりお・上方よしおの西川のりおが25日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』(木曜正午)に出演。お笑いタレントのやす子が、日本テレビ系『24時間テレビ47』(8月31日、9月1日放送)のチャリティーマラソンランナーを務めることについてコメントした。

「西川のりお・上方よしお」西川のりお(右)【写真:(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.】
「西川のりお・上方よしお」西川のりお(右)【写真:(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.】

やす子の体調を気遣う「体のことやからな」

 ベテラン漫才コンビ、西川のりお・上方よしおの西川のりおが25日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』(木曜正午)に出演。お笑いタレントのやす子が、日本テレビ系『24時間テレビ47』(8月31日、9月1日放送)のチャリティーマラソンランナーを務めることについてコメントした。

 酷暑の中の挑戦にネットを中心に批判的な声があがっているが、“お笑いハンター”として登場したのりおも賛同した。のりおは「マジでね、こういう炎天下のマラソンをどう思う」とパーソナリティーのますだおかだ・増田英彦に質問。増田は「マラソンは視聴率とるっていうし、『24時間テレビ』の中では名物になってしまってるところありますけれども、やっぱり気候が変わってきましたわね」とコメントした。

 のりおは、『東京マラソン2009』に出場し、一時心肺停止となり、救急搬送された松村邦洋を例示。「死にかけたん知ってるわね。あれもMXテレビ(の企画)やね。MXテレビやってん。そのときちょうど、みのもんたさんが(日本テレビ)『おもいッきりテレビ』やってるときで、『バカ野郎、テレビ入ってるからって、しんどいなら早くやめりゃいいのに』って。たまたま救護士みたいな人がおったから、パッと助かったけど、一命落とすとこで」と当時の“緊急事態”を振り返った。

「あいつ(松村)、弟分みたいに『師匠、師匠』って来るからね。見舞いに行ったりしてん。ほんならね、あいつICUの一番きつい中で(いろいろ体に)つけたままでやね。あいつ一命落としかけたんよ」と松村の様子を目の当たりにしたというのりおは、「芸人ってあんのよ。ひょっとしたら、やす子ちゃんも危ないからね。途中でやめたら、自分、自衛隊やったしやね、『根性ない』言われたら嫌なんちゃうかな」と心境を推測。「追い込まれるとこあると思えへん。『テレビみんな見てるし』思うたらね」と続けると、増田も「頑張り屋さんで」と同意。

 のりおは「一つ間違うたらね、無理が自分の取り返しつけへんことになる。異常な気温やん。それを危惧するわ」と心配し、「感動とか言うけどね、無理は無理やもん。プロのランナーでもきつい言うてんねんもん」と“決行”を疑問視した。増田は「だから例年以上にいろんな対策がね、伴走車であるとか、その辺の態勢は強化してるかもしれませんけれども」とフォローしたが、のりおは「体のことやからな。せやけど」と返した。

 また、のりおは「ランナーに抜てきされてね、この気温よ、この状態で『増田出ろ』言われたら出る?」と尋ねた。増田が「僕は、マラソン(の仕事)は今まで受けてないですね」と言うと、のりおは「出ないやろ? 年齢も50(歳)回ってるやん。子どももおるやん。家族もおって。絶対、奥さんも反対するやん」と確認。増田は「炎天下以前に、長距離マラソンが大の苦手で。山登りとマラソンが僕、苦手で」とかわしつつ回答したが、のりおは「苦手なもんにさすねん、あれは。わざとさすの知ってる? 得意なもんにはささんのよ。得意なもんにさしたのは(間)寛平さんとかそんなんだけでね。『日頃、走ってないもんがやるから感動を生む』ってことなんや」と山田花子の名前を挙げ、持論を明かした。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください