元競泳日本代表の入江陵介氏が、フジテレビ系情報番組『めざまし8』（月～金午前8時）に「めざまし8・パリオリンピックスペシャルコメンテーター」としてレギュラー出演することが、8日に発表された。入江は2024年4月3日の引退表明後、初の民放帯番組レギュラー出演となる。

　同局では、7月26日に開幕する『パリオリンピックTM2024』に伴い、スペシャルキャスターとして元卓球日本代表の石川佳純、報道・情報・スポーツ番組に出演するメインサポーターとして元ハンドボール日本代表・土井レミイ杏利氏の就任をすでに発表している。入江はパリオリンピック開催期間中、「めざまし8・パリオリンピックスペシャルコメンテーター」として『めざまし8』に出演する。

　入江氏は1990年1月24日生まれの34歳。イトマン東進所属。0歳のベビースイミングから水泳を始め、高校1年の時に高校総体200メートル背泳ぎで優勝し、それ以降数多くの記録を打ち立てている。2012年ロンドンオリンピックでは、200ｍ背泳ぎで銀メダルを含む3個のメダルを獲得。21年に開催された東京オリンピックでは競泳日本選手団の主将を務め、24年4月に現役引退を表明した。

『めざまし8』への出演は、引退表明後初めての全国ネット帯番組レギュラー出演。オリンピック期間中は、東京・お台場のフジテレビスタジオから毎日出演する予定。さらにスタジオ出演だけでなく、事前にアスリートたちの元へ取材に行くことも予定されている。スポーツが大好きなメインキャスター・谷原章介と共に、パリオリンピックのコーナーを盛り上げる。

　入江氏は出演について、「パリオリンピックは選手として参加することができませんでしたが、『めざまし8』を通してパリオリンピックに関わることができてうれしい気持ちです」とコメント。引退表明後初のレギュラー出演ということで、「初めてのレギュラー番組で緊張しますが、1人のスポーツファンとして視聴者の皆さまと楽しい毎朝を過ごしたいです！」と意気込んでいる。

　またオリンピック期間中は、フジテレビ入社4年目となる番組メインキャスターの小室瑛莉子アナウンサーが、パリで取材し現地から中継出演する。2週間ほどスタジオには不在となるが、小室アナなりの新しい視点で、現地の情報を伝えていく。

　小室アナは、21年4月に入社。23年4月から『めざまし8』のメインキャスターを担当している。持ち前の明るさとガッツを生かし、スタジオ外に取材に行く「小室リポート」というコーナーも担当している。今回、髪の毛を35cmもバッサリと切りショートヘアーに。パリ現地取材に向けて、「髪に時間をかけずに少しでも多く取材をしたい！」という強い思いを持ったからだという。

　以下、出演者コメント。

○入江陵介

――「めざまし8・パリオリンピックスペシャルコメンテーター」として出演が決まったときの感想は。

「パリオリンピックは選手として参加することができませんでしたが、『めざまし8』を通してパリオリンピックに関わることができてうれしい気持ちです」

――4月に引退表明をされてから初めてのレギュラー出演となります。

「初めてのレギュラー番組で緊張しますが、1人のスポーツファンとして視聴者の皆さまと楽しい毎朝を過ごしたいです！」

――パリオリンピックで注目している競技は。また、どのように伝えていきたいですか。

「バレーボール、バスケットボールですね。私自身初めて見る競技もありますが、新しい競技などは、初めて見る視聴者の皆さまもいらっしゃると思うので一緒に分かりやすく楽しくスポーツを伝えたいです」

――意気込みをお願いします。

「1人でも多くの選手が100％の力を出し切ることを、東京のスタジオから全力で応援したいです！　またパリオリンピックを見てくださる皆さまに、さらにスポーツを好きになっていただきたいです！」

○小室瑛莉子フジテレビアナウンサー

「入社4年目で初めてのオリンピック取材に行くことになりました。分からないことも多いですが、会社・番組を代表しての取材ですので、先輩からアドバイスをいただきながら責任感を持って取り組みたいと思います。選手一人一人に違った思い、背景があると思います。その思いに寄り添いながら現地で感じる雰囲気、表情、変化、結果をお伝えしたいです。

　最近髪をかなり短いショートにしました。これまでその理由について言う機会がなかったのですが、実はこのオリンピックのためでした！　パリと東京の時差は7時間。取材をしながら番組に出演するのはかなり体力的には大変だと思います。髪に時間をかけたくない、それなら切ってしまおうと思い35㎝ほど切りました。今は、気合い十分です！　時間をめいいっぱい使って、現地の様子をお伝えできたらと思います」