スタン・ハンセン、「鶴田有利」記事に怒り 気づいたらブルロープで宙を舞っていた

突然のブルロープ襲撃、気づいたら宙を飛んで…

 逃げる間もなく、ハンセンのブルロープが体に絡みついていた。アッと、思った瞬間、椅子の上を派手に飛んでいた。「ウィーッ!」という雄叫びを残して、ハンセンは意気揚々と引き揚げていった。

 後々、いたずらっぽくウインクしながら握手を求められたが、どうやら鶴田戦を前に鶴田有利と言う記事を書いたことが気に入らなかったらしい。

 身体にも心にも傷は残らなかったが、しばらく体中が痛かったことは今でもよく覚えている。

 場外乱闘では女性ファンやちびっ子、お年寄りを避けていた。近眼だがコンタクトをしていなかったので、目を細めて客席をチェックしてから、暴れ始めた。

 会場の外では、度の強いメガネをちびっこファンにかけて、びっくりする様子に喜んでいた。軽くゆっくりと、ラリアート風に首に腕を当ててニッコリ。「ウィーッ!」とポーズを作り、ファンの頭や頬にタッチ……いたずらっ子のようなハンセンは、全国どこに行っても本当に人気があった。

 今もたびたび来日するハンセン。その笑顔は変わらない。

次のページへ (3/3) 【画像】不沈艦と炎の飛龍が固い握手…笑顔でカメラに収まった実際の写真
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