エキサイティングで微笑ましい…垂涎の「レッスルマニア アクセス」に行ってみた

ずらりと並ぶスーパースター
ずらりと並ぶスーパースター

お気に入りの選手のものまね…エキサイティングで微笑ましい

 人気選手はかなりの行列を覚悟する必要があるが、並んでいる入場者はもれなくWWEのユニバースであり、彼らが持っているベルトやグッズを眺めているだけで楽しい。こういった機会を見つけて大勢の選手のサインを集めている人もおり、WWEやプロレスの楽しみ方の新たな一面を発揮できるだろう。

VIPチケットでしか入れないエリアも
VIPチケットでしか入れないエリアも

 登場するスーパースターは日程や時間ごとに違い、発表タイミングは年によって違うものの基本的には事前に発表されるので、会いたいスーパースターがいるなら来場前にチェックできる。

 特に人気のあるスーパースターに会うためには通常の入場券ではなくVIPチケットの購入が必要になる上、VIPチケットは数が限られているため、早めの購入が求められるので注意。

 もちろん会場には「ミート&グリート」以外にも多彩なブースが用意されており、WWEの華やかで派手な世界を実際に体験することができる。特に毎年のように人気を博しているのが、選手の入場を疑似体験できるブースだ。会場に設置されたミニサイズの入場ゲートから、実際の入場と同じ映像、同じ入場曲を使用して一般の参加者が入場を体験できるというもので、皆それぞれに自分のお気に入りの選手の真似をして舞台袖から登場する様子は、エキサイティングで微笑ましい。

周りのお客さんの声援を浴びての入場体験
周りのお客さんの声援を浴びての入場体験

 周囲の入場客はノリノリで声援を送ってくれる。もしジョン・シナの入場曲が流れようものならきちんとブーイングをしてくれるし、カート・アングルの入場曲が流れたら曲に合わせて「ユー、サック!」と唱えてくれる。こういった周りのお客さんのノリも含めて、WWEユニバースの一体感を楽しめるのも「アクセス」の魅力の一つだ。

 体験型のブースはほかにも、実際の試合映像にアナウンスをのせる場所などもあり、その機材はかなり本格的。シャイなユニバースにとっては参加するのはなかなかハードルが高いが、能動的にWWEの世界に入り込み、自ら楽しもうとするユニバースの様子を見ていると、自分も参加したくなってくるから不思議だ。

WWEの試合がこれだけ間近に見られる機会はなかなかない
WWEの試合がこれだけ間近に見られる機会はなかなかない

 会場のいたるところには記念撮影用の等身大パネルが用意されているので、記念撮影をする場所には事欠かない。会場を回って写真を撮るだけで、旅の思い出作りができるだろう。

 もちろん、「アクセス」はプロレス団体WWEのイベントなので、プロレスの試合を見る事もできる。しかも設置された客席は、会場に特設されたリングのすぐそば。大会場でおこなわることが一般的な普段のWWEの大会では味わうことができないこの距離感は「アクセス」ならではの楽しみといえるだろう。イベント内の試合とはいえ、普通にリング外の乱闘も始まる上に、観客のボルテージも「レッスルマニア」に向けて非常に高まっているのでチャントも頻繁に発生し、試合は常に大盛り上がりだ。客席は自由に座れていつでも抜け出せるので、気軽に試合が楽しめる点もうれしい。

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