果たしてコロナ禍によって外国人選手が来日できず、オール日本人対決になるという「RIZIN.22」「23」。12日の週にも発表される予定の第2弾カードにも注目が集まるが、ここに入るかは未定であるものの、榊原CEOは「山本アーセン、大雅は参戦させたいと思っています。当人からも了解もらっているので」と話す。さらに「あとはカードが決まり次第、12日の週には追加カードとして4試合ずつのカードを対戦順も含めて出したい」とスピード感をもって決定していくと話しながら、現在グアム在住のアーセンについては、2週間の自宅待機の上、入国は可能だと話し、母親の美憂については「国籍がカナダなので難しい」との見解を示した。

　また、注目の朝倉未来に関しては、2日前に開設された「RIZIN活動継続クラウドファンディング」の支援金募集サイトで「8月は試合をしません」との声明を発している。これに関する榊原CEOの状況説明によると、「未来は出ません。ヒジをケガして無理をさせたくないというのもあるし、本人的にも弟の海が大一番なのでセコンドとしてしっかりベルトを巻かせたいというのもある」とのことだが、常々、「RIZINを盛り上げる」と発言してきた未来だけに、今回ばかりは試合以外の役割でRIZINと関わっていくことになる。

　最後に、那須川天心の参戦があるかどうかは、7月12日に行われるRISEでの無観客試合(対戦相手は笠原友希)での結果によるそうだが、「可能性はあると思います」(榊原CEO)と含みを持たせていた。

　いずれにせよ、RIZINに関しては、これまで沈黙していた分の鬱積を晴らすような「再出発」を期待してやまない。