シンガー・ソングライターの椎名林檎が5月29日に七人の歌姫とコラボした新アルバム『放生会』（読み：ほうじょうや）をリリースした。宇多田ヒカル、新しい学校のリーダーズといったそうそうたるメンバーとのコラボとなったが、その中でもPerfume・のっちとのコラボ楽曲『初KO勝ち』が大きな注目を集めている。

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　Perfumeは、あ～ちゃん、かしゆか、のっちの3人からなるテクノポップユニット。グループの楽曲は、無機質な歌声にエフェクトをかけたものが多く、3人の“素の歌声”が表に出ることはあまりなかった。一方で、アクターズスクール広島出身の3人の歌唱力の高さは、ファンの間でも話題となることが多く、ライブMCなどでアカペラの歌声もたびたび披露されていた。

　椎名はかねてからのっちへオファーを掛けていたようで、数年越しのコラボ実現となったと明かしている。のっちも椎名のファンであることを公言しており、まさに“相思相愛”での共演となった。また、Perfumeメンバーがソロで音楽活動することは結成25周年目を迎えるグループ活動の歴史の中でも初となり、今回の発表にファンの間でも驚きの声があがっていた。

　5月28日にYouTube上でミュージックビデオ（MV）が公開されると、たちまち話題となり、6月1日時点で再生数も100万回を突破。同時公開された『放生会』収録曲のMVと比べても頭一つ抜けている。また、コメント数も1500件を超えるなど、大きな反響を集め、注目度の高さがうかがえる。

　これまであまり見せることのなかったのっちの新たな一面。力強い歌声やクールなビジュアルに、「こんなのっち初めて見た！」「こんなに歌上手かったの知らなかった…」「のっちのポテンシャルがすべて詰まってる」「いい意味で裏切られた」「声の相性良すぎ」など絶賛の声がズラリと並んでいる。

　3日放送のTBS系の音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』では、椎名とのっちが『初KO勝ち』をフルサイズでテレビ初披露することも発表されている。