ABEMA格闘ドキュメンタリー番組『格闘代理戦争-THE MAX-』の1回戦が15日、行われた。岡見勇信＆中村倫也監督の推薦選手・中村京一郎は秋山成勲推薦のミスターホンデを1R・KOした。

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　ミスターホンデは格闘エンターテインメント「BreakingDown」にも出場していた。幼少期から練習していたムエタイをバックボーンに2019年にはWBKF世界スーパーライト級王者となっていた。一方の中村は元海上自衛官。格闘技のバックボーンはなし。『格闘DREAMERS』で成り上がった。

　今回の試合はMMAルール。体重の上限は69キロ（キャッチウエイト）、試合時間は3分ん×3R、判定方法はラウンド毎の10ポイントラウンドマスト方式となる。

　MMA戦だが、立ち技の展開で試合は終わってしまう。中村の打撃センスが光る一戦となった。

　リーチで上回るサウスポーの中村は開始数秒で自分の距離をつかみ、オーソドックスの相手の打撃を見切るとスイッチしながら右ストレート。相手をよろけさせる。その後、ホンデに距離を詰められるがパンチを全て避け、カウンターの左ストレート。ダウンを奪い
そのまま迫撃のパウンドで相手を沈めた。

　大会後の囲み取材では格闘技の道へ進んだ理由について「小さいころからPRIDEを見ていました。それこそ魔裟斗さんと（山本）KIDさんの試合を観て刺激を受けていた部分もあります」と明かす。

　さらに「（海自隊員のころ）同期からやんちゃをあまりしないで、格闘技やったらって誘いもあって。格闘エネルギーの発散のしどころが間違ってただけ。しっかりスポーツをする方向に力を注げていますね」と語っていた。