flumpoolの山村隆太が映画デビュー 「全ての経験を込めて演じました」

4人組ロックバンド・flumpoolのボーカルで、俳優としても活躍する山村隆太がスクリーンデビューすることが27日、分かった。松下奈緒の主演映画『風の奏の君へ』(初夏公開、大谷健太郎監督)に出演する。山村はドラマの出演経験はあるが映画は今作が初めて。

兄・真中淳也を演じる山村隆太(左)と弟・渓哉を演じる杉野遥亮【写真:(C)2024『風の奏の君へ』製作委員会】
兄・真中淳也を演じる山村隆太(左)と弟・渓哉を演じる杉野遥亮【写真:(C)2024『風の奏の君へ』製作委員会】

松下奈緒の主演映画『風の奏の君へ』、杉野遥亮と兄弟役

 4人組ロックバンド・flumpoolのボーカルで、俳優としても活躍する山村隆太がスクリーンデビューすることが27日、分かった。松下奈緒の主演映画『風の奏の君へ』(初夏公開、大谷健太郎監督)に出演する。山村はドラマの出演経験はあるが映画は今作が初めて。

 お茶の名産地である岡山県美作(みまさか)地域を舞台に、同地を訪れた松下が演じるピアニスト・青江里香と茶葉屋を営む兄弟のやるせない恋のトライアングルの物語。山村は、過去に里香と何か関係があったと思われる兄弟の兄・真中淳也を演じる。

 山村は「身に余る光栄にただ震えるばかりですが、いただいた淳也という役に、僕がこれまで生きてきた上での葛藤や挫折、故郷や人との出会いなど全ての経験を込めて演じました。松下奈緒さんや、杉野遥亮さんに演技を通して引っ張って行ってもらう中で、自分の大切な感情や許せなかった過去を再認識できて、物語の最後にかけては、淳也なのか山村なのかわからなくなるほど淳也にのめりこむ自身がいる感覚になりました。こんな未熟者にこのような機会をいただけて心から光栄に思います」とコメントした。

 また、里香と運命的な出会いをはたす弟・真中渓哉を俳優・杉野遥亮が演じることも明らかに。杉野は「映画『風の奏の君へ』に真中渓哉役で出演することになりました杉野遥亮です。振り返ると岡山の自然の中でこの映画を撮影できて、とても気持ちよく、うれしかったことを思い出します。またその土地でお世話になった方も沢山いるので、完成作をお届けできる事、良かったと、思います。ぜひ、劇場にて登場人物の魅力や岡山の自然を体感してみてください」とPRした。

 一方、主演の松下は「今作ではピアニスト役ということで自分自身と重なる部分も多く、やはり感情を揺さぶられる瞬間が一番美しい音楽になるのだと実感しました。美しい美作の風景の中で撮影できたことは演じる上でとても心強い味方になってくれました。里香は風のように現れて風のように去っていきます。その短い時間で彼女の残した証を感じ取っていただけるとうれしいです」とコメントした。

次のページへ (2/2) 【画像】松下奈緒主演映画『風の奏の君へ』のポスター
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