アイドルグループ・つばきファクトリーの新沼希空が22日、神奈川県のCLUB CITTA’でニューアルバム『3rd -Moment-』発売記念イベントを開催。イベント前にマスコミの取材に応じ、改めて芸能界引退についてコメントした。

同グループは、昨年11月にリーダーを務めた山岸理子、岸本ゆめのが卒業し、7日に新メンバー3名、石井泉羽、村田結生、土居楓奏が加入。新沼の卒業、芸能界引退については、1月26日に公式サイトで「つばきファクトリーの新沼希空ですが今春に予定されているコンサートツアーをもってつばきファクトリー及びハロー！プロジェクトを卒業し、芸能活動を終了することになりました」とアナウンスされていた。

　リーダー就任から数か月での卒業発表となった新沼は、卒業への思いを聞かれ、「ハロプロ研修生の時期から含めて10年アイドル活動をしてきて、普通では経験できないことをたくさん経験させていただけたことがありがたく思っています」と感謝。「みんなに未来を託して卒業していくのも理由の一つでもあるので、私はつばきファクトリーのメンバーとして活動をやり切れたと言えるように最後まで頑張って行ければと思っています」とメッセージを送った。

　記者から「芸能界引退の思いは変わらない？」と聞かれると、「私は大好きなハロー！プロジェクトに入って、アイドルをできたことが誇りに思っているので、大好きなハロー！プロジェクトで終えたい」と固い決意を示し、「春ツアーをもって卒業という形になります」と改めて完全引退を宣言した。

　メジャーデビューから7周年となる記念日当日にイベント開催となったことについては、「つばきファクトリーは、卒業、加入を繰り返して変化があった。私はどの時代のつばきファクトリーも最強で最高なグループだと思っているので、これからもっと大きくなって、私たちのことを知っていただけるようなグループになれるよう、これからもがんばって行きたいです」とコメント。印象深かった出来事を聞かれると、「一番うれしかった思い出は、レコード大賞。忘れられないくらい、これからの私にとっても大きな出来事だと思うので、一番の思い出です」と、2017年の『第59回日本レコード大賞』最優秀新人賞受賞を振り返った。

　全23曲が収録された約2年9か月ぶりのオリジナルアルバムについては、「すべての方に聞いていただきたいアルバムです。卒業前にアルバムを出せたことがうれしくてリトキャメ（河西結心、八木栞、福田真琳、豫風瑠乃）加入以降のシングルが全部入っていて、ライブ新曲を4曲いただけたり、盛りだくさんです」と解説。「きっと、つばきファクトリーを知らない人が聞いても、一曲は好きなジャンルの楽曲が絶対にあると言っていいくらい、つばきファクトリーは曲の幅が大きいので、好きになってもらえたらなと思っています」とアピールしていた。

　囲み取材を終えると、9人体制で最新アルバムに収録された『Power Flower～今こそ一丸となれ～』をパフォーマンスした。