真田広之、日米合作時代劇『SHOGUN 将軍』に思い「どの国の観客の方にも理解できるものを」

ディズニープラスSTARオリジナルシリーズ『SHOGUN 将軍』(27日から配信)の配信開始に先立ち、東京・増上寺で来日大ヒット祈願イベントが20日、行われた。俳優の真田広之(63)ら主要キャストが登壇し、甲冑隊のパフォーマンスを交えて公開直前の心境を語った。

イベントに登場した真田広之【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した真田広之【写真:ENCOUNT編集部】

「時は来た!」と気勢

 ディズニープラスSTARオリジナルシリーズ『SHOGUN 将軍』(27日から配信)の配信開始に先立ち、東京・増上寺で来日大ヒット祈願イベントが20日、行われた。俳優の真田広之(63)ら主要キャストが登壇し、甲冑隊のパフォーマンスを交えて公開直前の心境を語った。

 本作は史実をもとに関ヶ原の戦いの前夜を描いた故ジェームズ・クラベル氏によるベストセラー小説『将軍』を映像化。真田が演じる、徳川家康をモデルにした戦国最強の武将・吉井虎永と家臣の英国人航海士・ブラックソーンこと按針(コズモ・ジャーヴィス)や謎多きキリシタン・戸田鞠子(アンナ・サワイ)らの運命や歴史の裏側を描いた戦国スペクタクル。

 徳川家ゆかりの増上寺には、イベントが始まると陣太鼓の音とともに太鼓奏者と甲冑隊が現れ、メインキャストとプロデューサー陣が登場する。主演でプロデューサーの真田が「時は来た!」と気勢を上げると全員で「えい、えい、おー!」とときの声を上げ、増上寺が赤くライトアップされた。

 主演とプロデューサーを兼ねた真田は「日本のキャスト・クルー、ハリウッドのクルーが力を合わせて作り上げました。脚本からどの国の観客の方にも理解でき、日本の時代劇ファンにも納得いただけるものを目指して頑張ってまいりました。僕らの思いと原作の素晴らしさを感じてもらえたらと思います」と時代劇としての作品の魅力をアピールした。

 初来日のコズモは、増上寺でのイベントの感想を聞かれ「ラブリー!」とコメント。街の清潔さや日本の歴史の長さに言及し「皆さんと日本の地を踏めてうれしく思います」と話した。サワイは「ジェームズ・クラベルさんのおかげて、日本のことをたくさんの方に知っていただけて、日本の歴史や文化、人間性に忠実に描けたと思うので、すごく期待しています」と感想を語った。

 カナダでの本作のロケは8か月に及んだという。真田は「キャスト誰を見ても、この人でなければ成立しなかった作品で、本当に幸せな時間を過ごさせていただきました。東西のキャストとクルーが一丸となって、熱い思いで作り上げました」と出演者とスタッフによる“将軍ファミリー”の一体感を明かす。

「時代劇ファンの方も、見てこなかったけど興味があるという方も、これを機に時代劇の素晴らしさに目覚めていただき、目の色は違えど皆が一緒に目標へ向かって進めば、必ず奇跡は起きる。よりよい未来を作ることができるというメッセージを感じとってもらえたらと思います」と、日米合作のこの作品を全世界でヒットさせることを誓った。

 イベントにはこのほか、出演俳優の平岳大(石堂和成役)、西岡徳馬(戸田広松役)、エグゼクティブプロデューサーのジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウ、ミカエラ・クラベルが出席した。

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