3年ぶり映画復帰の伊勢谷友介、劇中で10回殺され…「ここでも俺は罰せられる」

俳優の伊勢谷友介が19日、都内で行われた映画『ペナルティループ』(3月22日公開)完成披露上映会に出席した。当日は、共演者の若葉竜也、山下リオ、ジン・デヨン、同作監督の荒木伸二も登場した。大麻取締法違反罪で、2021年1月に東京地裁で懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた伊勢谷は3年ぶりの映画復帰。冒頭、伊勢谷は「大変ご無沙汰しております」とあいさつし、照れ笑いを浮かべた。

イベントに登壇した伊勢谷友介【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した伊勢谷友介【写真:ENCOUNT編集部】

俳優復帰後初の公の場「大変ご無沙汰しております」

 俳優の伊勢谷友介が19日、都内で行われた映画『ペナルティループ』(3月22日公開)完成披露上映会に出席した。当日は、共演者の若葉竜也、山下リオ、ジン・デヨン、同作監督の荒木伸二も登場した。大麻取締法違反罪で、2021年1月に東京地裁で懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた伊勢谷は3年ぶりの映画復帰。冒頭、伊勢谷は「大変ご無沙汰しております」とあいさつし、照れ笑いを浮かべた。

 同作はオリジナル脚本のタイムループサスペンス。最愛の恋人の唯(山下)を素性不明の男・溝口(伊勢谷)に殺された岩森(若葉)は、自らの手で犯人に復讐(ふくしゅう)することを決意。綿密な計画を立て、完璧に復讐を実行したはずだった。しかし、翌朝目覚めると、周囲の様子は昨日のまま。自らが選んだはずの復讐のループは否応なく繰り返される。

 MCから久しぶりの映画出演の印象を聞かれた伊勢谷は「ここでも俺は罰せられるんだなと思って。だから10回殺されるのは仕方ないんだなと思ったんですけど、さすがに嫌になりましたね」とボソリとつぶやき、笑いを誘った。横から山下が「がきんちょ気質で人生が楽しそうだなと思いました」と伊勢谷の印象を語ると、伊勢谷は「俺(の人生)が楽しいと思うか」とツッコミを入れ、会場は笑いの渦に包まれた。

 主演の若葉について印象を聞かれると伊勢谷は「自分の仕事は相手に相談することは全くないんですけど、一つのモノを作ろうとするときはマイナスになるかもしれない。とはいえ、敵役のこの方(若葉)、『伊勢谷さん、これどうすりゃいいんですか』って普通に聞いてくるんです。僕はプライドが邪魔したり仕組みはどうだからって、やらないことでネガティブになってしまう事実って、日本社会にはけっこうあると思うんです。彼のことを尊敬しながら仕事ができました」と語った。

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