「記事を読みました」 『海猿』主演・伊藤英明のコメントに賛否「原作者の言ってることと真逆」

俳優の伊藤英明が2日、主演した映画『海猿』への思いを自身のインスタグラムでつづった。

伊藤英明【写真:ENCOUNT編集部】
伊藤英明【写真:ENCOUNT編集部】

「約20年前、現場に出向いて下さり佐藤先生に頂いた原画を今も大切にしています」

 俳優の伊藤英明が2日、主演した映画『海猿』への思いを自身のインスタグラムでつづった。

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 原作者である漫画家・佐藤秀峰氏は自身のSNSで、日本テレビ系ドラマ『セクシー田中さん』の原作者で、1月29日に亡くなった漫画家の芦原妃名子さんを追悼するとともに、過去に『海猿』の映像化をめぐって起きたフジテレビと“絶縁”状態に至った経緯を長文で告白した。

 佐藤氏は「契約書には都度都度、漫画家に報告し許諾を取ることが書かれていました。が、それは守られませんでした。すでに企画が進んでいることを理由に、映像化の契約書に判を押すことを要求されました。嫌だったけど、『映像化は名誉なこと』という固定観念がありました。映像化決定のプロセスが嫌なだけで、出版社もいろいろ動いてくれたんだろうなと。原作使用料は確か200万円弱でした」

「映画はDVD化されてから観ました。クソ映画でした。僕が漫画で描きたかったこととはまったく違いました。しかし、当時はそうした感想を漏らすことはしませんでした。たくさんの人が関わって作品を盛り上げている時に、原作者が水を指すのは良くないのかなと。自分を殺しました」

「映画は第4弾まで作られ大ヒットしました。一度、映画の撮影を見学に行きました。たくさんのスタッフが働いていました。プロデューサーが主演俳優を紹介すると言うので挨拶に行きました。撮影前だったらしく、その俳優はピリピリしていました。プロデューサーが話しかけると『原作者? しゃべんなきゃダメ!?』と吐き捨てました。嫌なヤツだと思いました」などと悲痛な胸の内を明かした。

 これを受け、伊藤は「記事を読みました。『海猿』は僕にとって一生の財産です。いまだにありがたいことに『海猿』が大好きでした、と声を掛けて下さる方、手紙を下さる方、インスタグラムにメッセージを下さる方が沢山いらっしゃいます」と心境を吐露。

 そして「約20年前、現場に出向いて下さり佐藤先生に頂いた原画を今も大切にしています。撮影に携わった全員で過ごした時間も作品も自分の宝物です」とつづり、佐藤氏のサインが入った原画を公開した。

 コメント欄には「ドラマ・映画版『海猿』大好きで全部観てました。映像も音楽も演者さん達の熱量も全部に感動しました」「海猿も何回も見返すくらい大好きです! これからも応援しています!」とエールを送る声の一方で、「あれ原作者さんの言ってることと真逆!」「原作者の心情わかってますか?」と“違和感”を感じる書き込みも見られた。

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