市川中車、父と叔父のお別れ会で謝罪「私どものことで、多大なるご迷惑をおかけしました」

歌舞伎俳優の市川中車が28日、都内のホテルで行われた市川猿翁さん、市川段四郎さんの合同お別れ会に出席。囲み取材に応じ、心境を明かした。

取材に応じた市川中車【写真:ENCOUNT編集部】
取材に応じた市川中車【写真:ENCOUNT編集部】

執行猶予中の市川猿之助は欠席

 歌舞伎俳優の市川中車が28日、都内のホテルで行われた市川猿翁さん、市川段四郎さんの合同お別れ会に出席。囲み取材に応じ、心境を明かした。

 息子の市川團子と取材に応じた中車は、「澤瀉屋送る会、多くの方々にご献花をたまわりまして、無事に式が終了しましたことをご報告申し上げます」とあいさつ。「昨年の5月18日に叔父・段四郎が、9月13日に父・猿翁が旅立ちました。澤瀉屋は公演の最中でございましたので、ゆかりある方々、関係者の方々とのお別れが十分にかなわないまま来ていました。本日、多くの方々にお別れをしていただくことができましたことを改めて感謝申し上げます。ありがとうございます」と感謝した。

 1963年に曽祖父にあたる初代猿翁、祖父である先代の段四郎が亡くなったことを説明し「ちょうど60年を経た2023年、また猿翁と段四郎は同じ年に旅立ってしまいました」とコメント。「当時、23歳の父、16歳の叔父が残された、その時と同じ気持ちで、また一からやり直そうという気持ちで公演に向かっております」と話し、「再び、澤瀉屋を60年に一度来た事変に立ち向かっていこうという決意をもっています」と明かした。

 さらに、「昨年のことも含めまして、私どものことで、関係者に多大なるご迷惑をおかけしました。このことに関しても、改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪。自殺ほう助の罪に問われ執行猶予中の市川猿之助はお別れ会に参加したか聞かれると、「お知らせはしましたが、ご遠慮したいという気持ちがありました」と欠席したことを説明した。

次のページへ (2/2) 【写真】会場に設置された祭壇
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