乃木坂46中西アルノ、アンダーライブ完走に涙にじませ決意「史上最強を更新し続けます」

アイドルグループ・乃木坂46が27日、神奈川・ぴあアリーナMMで34thシングル・アンダーライブを開催。アンダーセンターを初めて務めた5期生・中西アルノが涙をにじませ決意表明した。

アンダーライブで決意表明した中西アルノ
アンダーライブで決意表明した中西アルノ

ライブまでの道のりを振り返り「ここにいることに誇りを持っています」

 アイドルグループ・乃木坂46が27日、神奈川・ぴあアリーナMMで34thシングル・アンダーライブを開催。アンダーセンターを初めて務めた5期生・中西アルノが涙をにじませ決意表明した。

 本公演は、12月6日にリリースされた34thシングル『Monopoly』に収録されたアンダー楽曲『思い出が止まらなくなる』歌唱メンバーによるライブ。中西のほか、伊藤理々杏、岡本姫奈、小川彩、奥田いろは、阪口珠美、佐藤楓、佐藤璃果、清宮レイ、中村麗乃、林瑠奈、松尾美佑、矢久保美緒、吉田綾乃クリスティーが出演し、3DAYSは各日1万人、計3万人を動員した。

 オープニングナンバーの『マシンガンレイン』でライブがスタートし、のっけから熱のこもったダンスと歌で寒さを吹き飛ばす。『自惚れビーチ』では小川、『口ほどにもないKISS』では阪口がセンターに立ったアップテンポでキュートなナンバーに続いては、清宮センターの『生まれたままで』で進化し続けるアンダーメンバーの力を見せつけた。

 フラッグを使ったパフォーマンスが繰り広げられると、人気のアンダー楽曲『錆びたコンパス』もフラッグを使用した特別バージョンで披露。『さざ波は戻らない』『ここにいる理由』では、まばゆい光とダンスが融合し、独創的なパフォーマンスが展開された。

 新春!おみくじユニットブロックでは、このアンダーライブならでは組み合わせが実現。伊藤、岡本、阪口、清宮、中村による優柔不断なプリンセスが『全部 ゆめのまま』で最上級のかわいさをアピールすれば、奥田、佐藤璃果、林、矢久保、吉田のユニット・ぴんくちゃんは、さゆりんご軍団&真夏さんリスペクト軍団の『大嫌いなはずだった。』で偉大な先輩たちにも負けない輝きを放った。

 小川、佐藤楓、松尾、中西からなる、なんでもやさんは『遠回りの愛情』を披露。中西と小川が美しいハーモニーを奏でる中、ダンスを得意とする松尾と佐藤楓が美しく舞い、特別な時間を演出した。

アンダーライブ3DAYSでは各日1万人、計3万人を動員した【写真:(C)乃木坂46LLC】
アンダーライブ3DAYSでは各日1万人、計3万人を動員した【写真:(C)乃木坂46LLC】

 後半ブロックでは、中西が松尾・小川とドラムセッションで会場を沸かせ、『Under’s Love』でも圧巻のドラムパフォーマンスを見せつける。中西は自身がセンターを務めた『Actually・・・』でも、たぎるような熱唱とダンス、表情からも、これからの乃木坂46を支える覚悟を感じさせた。

 MCでは、座長として臨んだアンダーライブまでの道のりを振り返り、「たくさん自分自身と、アンダーライブと、アンダーメンバーと、乃木坂46と向き合ってきました。みんなやさしくて、あったかくて、努力家で、それに加えてこんなにたくさんの愛を送ってくださる方がいっぱいいて、乃木坂46って最強なんですよ」と堂々アピール。「だから、私たちもこのアンダーライブ、史上最強を更新し続けます」と涙をにじませながらも力強く誓った。

 本編の最終楽曲として『思い出が止まらなくなる』が披露され、キュートでさわやかなパフォーマンス。ステージを下りる前、中西は「全部出し切ったライブができたと思っています。私たち14人は選ばれて、このステージに立っています。私は今、ここにいることに誇りを持っています」とうそ偽りのない言葉で思いを伝えた。

 アンコールでは、『誰よりそばにいたい』でメンバー1人ひとりが感謝の思いを届け、『ロマンスのスタート』『あらかじめ語られるロマンス』で会場をひとつに。アンコール4曲目の『乃木坂の詩』で終演となる予定だったが、メンバーが退場した後も拍手と歓声はやまず、ダブルアンコールの『思い出が止まらなくなる』に突入し、全27曲に及んだ千秋楽公演を締めくくった。

 2022年2月に中西が5期生としてグループに加入してから、もうすぐ2年がたとうとしている。加入直後の選抜センター抜擢、活動自粛、同期と駆け抜けた坂道グループ新メンバー公演、そして今回の初座長として臨んだアンダーライブ。過去にこれほど濃密な時間を過ごしたメンバーはいなかった。

『Actually・・・』が与えた大きなインパクトから、クールな印象が強かった中西だが、『思い出が止まらなくなる』というポップでさわやかな楽曲に出会い、新たな魅力が引き出されたアンダーライブ。この3日間を完走したことで、彼女は一回りも二回りも大きくなり、強くなった。そう感じられたアンダーライブ最終日だった。

○2024年1月27日/乃木坂46「34thSG UNDER LIVE」セットリスト/ぴあアリーナMM
M01 マシンガンレイン
M02 自惚れビーチ
M03 口ほどにもないKISS
M04 生まれたままで
M05 錆びたコンパス
M06 さざ波は戻らない
M07 ここにいる理由
M08 全部 夢のまま
M09 大嫌いなはずだった。
M10 遠回りの愛情

M11 ハウス!
M12 三角の空き地
M13 涙がまだ悲しみだった頃
M14 My rule
M15 Hard to say
M16 Under’s Love
M17 Actually・・・
M18 届かなくなって・・・
M19 踏んでしまった
M20 悪い成分
M21 日常
M22 思い出が止まらなくなる

EN1 誰よりそばにいたい
EN2 ロマンスのスタート
EN3 あらかじめ語られるロマンス
EN4 乃木坂の詩
WEN 思い出が止まらなくなる

次のページへ (2/2) 【写真】アンダーライブのアザーカット
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