俳優の川﨑麻世(57)が8日、道で倒れていた人を助けたことをブログで報告し話題になっている。川﨑は新型コロナウイルスの影響で公演が軒並み延期や中止に追い込まれているが、YouTubeなどで笑える「オッサンが歌う童謡はどうよ」を公開するなど、外出自粛期間中もエンターテイナーとしての楽しみをファンに届けている。

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴（JAF Mate Onlineへ）

　川﨑は8日、友人で元3人組アイドル「FLASH」の結城純がこの春に東京都品川区荏原にオープンした貝焼き屋「大徳」に出かける途中、路上で倒れている男性を発見。「新型コロナウイルス感染症で倒れているのかも」という不安が頭をよぎったが、見過ごすことができず車を降り男性に声をかけたという。

　男性は顔が真っ赤だったが意識があり、川﨑の問いかけに「だいじょうぶです」と途切れ途切れに答えた。しかし、「大丈夫ではないな」と判断した川﨑は救急車を要請。男性は50歳で脳性麻痺の持病をもっていたという。

　男性のその後については不明だが、川﨑は「5分後くらいに救急車が到着して　無事に運ばれて行った　道を間違えてよかった　きっと神様が導いてくれたんだろう」とブログにつづっている。この川﨑の書き込みはネットニュースや9日の朝の情報番組で報じられ、川﨑の行動に称賛の声が上がっている。

　川﨑は近年、舞台を中心に活動している。ところが、新型コロナウイルスの影響で予定していた公演が軒並み延期や中止に追い込まれた。川﨑は「暗い話題ばかりだったので、ファンにステイホームを楽しんでいただけるように」と半分パジャマ姿でダジャレ満載、役者魂爆発のYouTube動画「オッサンが歌う童謡はどうよ」などを配信し、ファンを笑わせている。

　振り替え公演のスケジュールも徐々に決まっている。4月25、26日予定の川﨑自身が演出・音楽・プロデュースを務めた朗読公演「ある家族―そこにあるもの―」は9月20～22日に、5月24～31日予定の音楽劇「モンテ・クリスト伯―黒き将軍とカトリーヌー」は8月16～23日に決定している。再始動に向け川﨑のスケジュールは動き出している。