福山雅治、映画監督に初挑戦 自身初のライブフィルム「作品の全責任を担うという意味で」

歌手で俳優の福山雅治が自身初のライブフィルム『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸(読み:さき)わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』で初めて映画監督を務めたことが27日、分かった。2024年1月12日よりDolby Cinema他で先行公開、同19日より4週間限定で全国公開される。併せて、ポスタービジュアルと予告編も解禁された。

福山雅治【写真:(C)2024 Amuse Inc.】
福山雅治【写真:(C)2024 Amuse Inc.】

ポスタービジュアル&予告編も解禁

 歌手で俳優の福山雅治が自身初のライブフィルム『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸(読み:さき)わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』で初めて映画監督を務めたことが27日、分かった。2024年1月12日よりDolby Cinema他で先行公開、同19日より4週間限定で全国公開される。併せて、ポスタービジュアルと予告編も解禁された。

 デビューから30年を超える福山が、23年の夏に開催したライブ「言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023」を、福山自身が監督を務め映画化した本作。福山とファンにとって、3年半もの間、コロナ禍で長く制限されていた声出しが解除されてから初のライブ。観客から福山へ生で届いた多くの歓声と、観客一人一人とつながった夏が、新たな映像作品として劇場でよみがえる。

 福山本人が監督を務める本作。ライブの総合演出、映像、音の全てを福山自身が監修。実際のライブを、40台以上のカメラで360°全方位、日本武道館史上初となる、アリーナに観客を入れた状態でのドローン撮影を実施するなど、ハイクオリティーの映像が収録された。さらにDolby Atmos(ドルビーアトモス)の音響技術を駆使し、細部に至るまで徹底的にこだわって理想の音の表現を追求した。

 本作を制作するうえで福山が目指したのは、“ライブを超えたライブ”体験。今回の映像制作において、自身の脳内にある“理想のライブの音”、“理想のライブ演出、そして映像世界”を追求した究極の“ライブを超えたライブ”を、23年の最新のテクノロジーを駆使して映画化することとなった。

 さらに本作には、映画ならではのストーリー性も盛り込まれており、俳優の柊木陽太(ひいらぎ・ひなた)が演じる「少年期の福山雅治」が作品のかぎを握る。柊木は福山が主演を務めたTBS系連続ドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』で自身が演じたキャラクター・皆実広見(みなみ・ひろみ)の少年期を担当していた。また、随所に故郷・長崎で撮影された美しい実景のインサートやCG演出も施された。

 また、公開決定にあわせてポスタービジュアル&予告編も解禁。ビジュアルに描かれるのは、柊木演じる少年期の福山と、2023年現在の福山、そして観客の姿。福山がかつて音楽へと憧れていた少年時代。今、ステージで多くの人へ音楽を届ける福山。そして会場を埋め尽くし、ライブを存分に楽しむ観客。そんな福山が本作に込めた想いが表現されたビジュアルとなっている。

 福山のコメントは以下の通り。

○福山雅治

「1年ほど前に『そのライブ会場で音を聴いているような音響でライブフィルムを作りませんか?』というお話をいただきました。初めてその提案を聞いた時、正直全然乗り気ではありませんでした。オーディエンスの皆様にとってのライブでの熱狂と興奮は、本物のライブにしかないと思っていたので、わざわざ映画にする意味がどこにあるのだろう? と。それでも『どうアウトプットするかは後から決めることにして、まずは最新の機材でライブ映像を収録してみませんか』というスタッフの後押しもありプロジェクトがスタートしました。

 動き始めた以上、ライブの総合演出を担う自分がこの作品のテーマを考えるのは当然のことです。そこで先ず、日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』で皆実広見の子供時代を演じてくれた俳優の柊木陽太さんに『少年時代の福山』を演じてもらうことを提案しました。そうすることで『少年期の自分が、2023年の自分に逢いに行く』という物語を付加することができました。

 そして『Dolby Atmos』の音響をほぼ完全再現できるスタジオでの作業を行う過程で、やっとこの映画作品を作る意味・意義が自分の中で明確に見えてきました。この作品を通じて届けたいのは、まるでライブ会場にいるかのような擬似体験では無く、『僕の脳内にある“理想のライブの音”、“理想のライブの映像世界”を追求した、究極の“ライブを超えたライブ”』を2023年の最新のテクノロジーによって体験していただくこと。本作の本質に辿り着けたこと、そして作品の全責任を担うという意味で、結果的に自らを『監督』とさせていただいております。究極の“ライブの理想像”を追求した映画作品、『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』完成まであと少しのところまで来ています。公開を乞うご期待」

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