作詞家・三浦徳子さん、75歳で死去…『お嫁サンバ』『みずいろの雨』『青い珊瑚礁』など名曲残し
作詞家の三浦徳子さんが、肺炎のため今月6日午前1時21分に死去していたことを14日、アップフロント音楽出版が公式サイトで発表した。75歳だった。
アップフロント音楽出版が公式サイトで発表
作詞家の三浦徳子さんが、肺炎のため今月6日午前1時21分に死去していたことを14日、アップフロント音楽出版が公式サイトで発表した。75歳だった。
「作詞家 三浦徳子(本名 高原徳子)儀、かねてより病気療養中のところ、令和5年11月6日午前1時21分に肺炎のため永眠いたしました。享年75歳。ここに生前のご厚誼を深謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。1978年に作詞家としてデビューし、ここ数年は病気のため作品づくりを控えておりましたが、本年は作詞家として45周年を迎えた年でした。今までたくさんの作品に携わる機会を与えて下さった皆様に心より感謝申し上げます。通夜及び告別式は家族葬にて執り行いましたことを併せてご報告いたします。なお、お別れ会などの実施につきましては、現在開催の予定はございません」
青森県出身の三浦さんは、明治学院大を卒業後、コピーライターを経て、1977年に作詞家デビュー。70年代後半から80年代にかけて、岩崎宏美、石川ひとみ、松田聖子、小泉今日子、早見優、堀ちえみ、工藤静香ら女性アイドルに加え、沢田研二、郷ひろみ、田原俊彦、少年隊、光GENJIなどの男性の人気歌手にも楽曲を多数提供。近年では、Sexy Zone、A.B.C-Zの楽曲も作詞していた。
代表曲は沢田研二の『ス・ト・リ・ッ・パ・ー』、郷ひろみ『お嫁サンバ』、八神純子『みずいろの雨』、杏里『CAT’S EYE』、工藤静香『嵐の素顔』、吉川晃司『モニカ』などで、松田聖子が初期にリリースした『裸足の季節』『青い珊瑚礁』『風は秋色』『夏の扉』などを手掛けたことでも知られている。
三浦さんが作詞した楽曲で青春時代を彩られた世代のショックは大きく、ネット上では「数々の名曲をありがとうございました」「紅白で三浦さんの曲を歌って追悼ほしい」など声が相次いでいる。