瀬戸康史の妹・さおり、出演舞台へ意気込み「豊かな時間を過ごせたので本番はワクワク」

俳優のさとうほなみが主演を務める舞台『剥愛』の通し稽古が10日、東京・シアタートラムで行われ、さとうをはじめ出演者が同日夜からスタートする舞台への意気込みを語った。

舞台『剥愛』の通し稽古が開催【写真:ENCOUNT編集部】
舞台『剥愛』の通し稽古が開催【写真:ENCOUNT編集部】

舞台『剥愛』の通し稽古

 俳優のさとうほなみが主演を務める舞台『剥愛』の通し稽古が10日、東京・シアタートラムで行われ、さとうをはじめ出演者が同日夜からスタートする舞台への意気込みを語った。

 片田舎の集落にある剥製師の工房を舞台に、離婚を機に実家に戻ってきたさとう演じる長女のなつき、剥製師の父親(岩男海史)、妹(瀬戸さおり)ら互いに真っすぐ向き合うことができない親子のいびつでゆがんだ家族愛を通して、生きること、愛とは何かがリアルに描かれている。

 作・演出は『全裸監督』(2019年、Netflix)の脚本を手掛けた劇団「ロ字ック」主宰の山田佳奈が担当し、山中聡、柿丸美智恵、吉見一豊といった個性的な俳優陣が脇を固める。

 さとうは「今が一番緊張する」と笑顔を見せながら「すてきな作品に出会えたという気持ちで一杯です」と心境を語った。

 妹のしおり役を演じた瀬戸は瀬戸康史を兄に持ち、舞台を中心に活動する。本番を前にして「稽古場では豊かな時間を過ごせたので本番はワクワクします」と話した。

 数多くの剥製が配置された剥製工房の舞台セット。実は剥製が苦手だったというさとうは「実際の(工房)取材を通して好きになりました」と明かした。

 瀬戸は共演したさとうの印象について「(ゲスの極み乙女のドラマーという)ロックなイメージの人だと思っていたら芝居を通してすごく繊細な部分が見えてきて、大胆さと繊細さ両方を持つ、本能的に動く人だなと思いました」と新たな一面を紹介。

 さとうは「面白い人が集まっているので1か月稽古をして、さおりちゃんが一番笑いの多い人だと思っていたら実は父親役の岩男さんだった」と裏話も明かした。

 この日は舞台の初演とさとうが出演した映画『花腐し』が同日に公開を迎えた。これについて聞かれると「あんまり体験したことのない気持ちです」と心境を延べ、「これまで積み上げてきたものが今回の舞台にあるので早く初演を迎えたい」と答えた。

 舞台『剥愛』は本日から19日まで東京・シアタートラムで上演され、その後、愛知公演(穂の国とよはし芸術劇場 PLAT アートスペース)、大阪公演(扇町ミュージアムキューブCUBE01)と続く。

次のページへ (2/2) 【写真】なつきを熱演するさとうほなみ
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