格闘技イベント「RIZIN」は26日、都内で会見を行い、大みそかに開催される格闘技イベント「RIZIN.45」の対戦カード発表を行った。マニー・パッキャオ―フロイド・メイウェザーの実施可能性について言及した。

　榊原信行CEOは大みそか大会について「まだまだ調整中のカードはたくさんあります。これからの内容次第でチケット単価が大きく変わる可能性がある」と説明。

　その上でパッキャオとメイウェザーの再戦について「メイウェザーはこれまで出場してもらっていますし、いい関係なのでいつ出てきてもおかしくはない。『メイウェザー―パッキャオ』は金字塔を打ち立てたとんでもない注目を集めたカード。当然、日本のファンの前でそういう機会が作られたらいいなと思ってる。今年の大みそかに実現したらいいなと思っています」と言及した。

　また仮に実現した場合は大会名も「超RIZIN」などに変更となることを示唆した。

　両者は2015年5月2日に対戦。メイウェザーが判定勝ちを収め、無敗をキープした。RIZINの舞台では昨年9月24日に都内で行われた朝倉未来とメイウェザーの試合前会見にパッキャオがサプライズで登場。日本での貴重な2ショットとなっていた。

　この2人の再戦を巡っては、フィリピンメディアが今年の大みそかに東京で再戦する可能性を報じていた。

　会見後の囲み取材では「まだ交渉中。あの2人がリング上でまじわったらその先は2度とない。いろんな遺恨もあるし、いろんな関係者がいる。一筋縄ではいかないなと。日本のファンの前でとんでもないものが見られる可能性もある。パッキャオは年内とにかくRIZINに上がると思ってる。ひょっとたらパッキャオだけ戦うこともある。ここから2週間くらいで方向が決まる」と再度言及した。