庵野秀明氏『シン』シリーズ、次回作への期待 構想は「白紙」も…人気芸人は『キカイダー』熱望

2023年3月17日に公開された、庵野秀明氏が監督の『シン・仮面ライダー』。庵野監督といえば『シン・ゴジラ』や『シン・エヴァンゲリオン劇場版』といった『シン』シリーズ製作者としておなじみだ。ネット上では、庵野監督が手掛ける次回作に期待の声が集まっている。

庵野秀明氏【写真:ENCOUNT編集部】
庵野秀明氏【写真:ENCOUNT編集部】

『シン・仮面ライダー』の舞台あいさつでは「白紙の状態」と発言

 2023年3月17日に公開された、庵野秀明氏が監督の『シン・仮面ライダー』。庵野監督といえば『シン・ゴジラ』や『シン・エヴァンゲリオン劇場版』といった『シン』シリーズ製作者としておなじみだ。ネット上では、庵野監督が手掛ける次回作に期待の声が集まっている。

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 16年公開の『シン・ゴジラ』に始まった、庵野監督による『シン』シリーズ。『シン・仮面ライダー』ではハチオーグやクモオーグ、サソリオーグなどの怪人が登場し、初期の怪人がモデルになっていたことから懐かしさを感じた人も多いだろう。

 23年7月には、Amazon Prime Videoで『シン・仮面ライダー』の配信が開始。本作を見たファンは、早くも続編への期待を膨らませているようだ。例えば同作に出ていない怪人のトカゲロンや再生怪人などの登場を望む声も少なくない。

 トカゲロンとは『仮面ライダー』13話で登場した、ショッカーによるトカゲの改造人間である。トカゲロンはプロサッカー選手が合成されているため、足技を得意として、仮面ライダー1号に「必殺シュート」で対抗していた。作中では再生怪人を引き連れて、FBI特命捜査官の滝和也を追い返すなどのシーンもあり、『シン・仮面ライダー』続編での登場を望むファンも多い。

 また、庵野監督による次回の『シン』シリーズにも注目が集まっている。お笑い芸人・東野幸治は3月31日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』で、次回作の希望として『人造人間キカイダー』を挙げた。

『キカイダー』とは『仮面ライダー』と同じく石ノ森章太郎氏の原作で、1972年から73年に放送されていた特撮テレビ番組である。人造人間のキカイダーは赤と青を基調にした、左右非対称の斬新なデザインが特徴。見た目のインパクトや、機械が自らの意思で善悪を判別する「良心回路」などの設定によって、人気のヒーローとなった。

 そして、東野はラジオで『シン・仮面ライダー』の面白かった点を述べながら、次の『シン』シリーズについて「シン・キカイダー……やってほしいですよね」とコメント。さらに『仮面ライダーV3』で登場したライダーマンもやってほしいと発言した。ちなみにライダーマンは科学者の結城丈二が自身で開発したスーツを身にまとい、悪の組織と戦うライダーシリーズの1人。右腕だけが強化されているところが特徴的だ。

 そのため東野は、庵野監督がライダーマンの特徴をうまく拾い上げて面白い作品になると期待を寄せている。Xでも「シン・キカイダーを作って欲しい」という声は少なくない。

 しかし、2023年4月9日に行われた『シン・仮面ライダー』の舞台あいさつで庵野監督は、今後の構想について「30数年ぶりに白紙の状態です」と明かした。庵野監督による新たな『シン』シリーズの公開は今のところ予定されていないが、続報が出ることを期待して待とう。

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