前澤友作氏を題材にした映画『僕が宇宙に行った理由』が12月29日から全国公開
実業家・前澤友作氏を題材にしたドキュメンタリー映画『僕が宇宙に行った理由』(平野陽三監督)が12月29日から全国公開することが12日、発表された。
2021年12月に日本人初の民間人宇宙飛行士として国際宇宙ステーション(ISS)への渡航・滞在を成功
実業家・前澤友作氏を題材にしたドキュメンタリー映画『僕が宇宙に行った理由』(平野陽三監督)が12月29日から全国公開することが12日、発表された。
前澤氏は2021年12月に日本人初の民間人宇宙飛行士として国際宇宙ステーション(ISS)への渡航・滞在を成功させていた。
本作は、過酷な検査やトレーニングを経て宇宙に飛び立つまでの道のり、国際宇宙ステーション(ISS)での12日間の滞在、そして地球へ帰還した後まで密着した。
少年時代にハレー彗星を見たことで宇宙に興味を抱き、「どうしても、宇宙に行きたかった」と語る前澤氏が、民間人として宇宙に行くことができることを知り、人知れず宇宙旅行にむけてプロジェクトを始動したのが2015年。そこからカメラを回し始め、21年にソユーズ(ロケット)が打ち上げられるまでに要した期間は約7年。宇宙に魅了され、夢に向かって挑戦し続ける男の姿と、迫力ある打ち上げシーン、そしてISS滞在中の映像が1つの物語として収められた。
平野監督は「前澤さんの宇宙旅行に同行してから約2年が経ちました。この体験を映像作品として残すことがある種の責任のように感じていたので、本作が公開となることを大変嬉しく思っています。ロシア・カザフスタンでの数ヶ月に及ぶ訓練生活や、ロケットの爆発的な打ち上げとは対照的な静かな宇宙と、そこから見えた美しい地球など、非日常すぎるけど決してフィクションではない、ドキュメンタリーだからこそのリアルな映像をお楽しみください」と見どころをアピールした。
続けて「近い将来、多くの人が普通に宇宙旅行をする日が訪れます。宇宙への行き方とは? 宇宙に行くとはどういうことなのか? そして映画のタイトルにもあるように、会社を退任してまで、なぜ彼は宇宙へ行ったのか? 大人になっても少年のような好奇心を忘れず、たくさんの人々に支えられながら夢を掴むその姿を、無限の可能性を持つ子ども達に、そしてかつて夢を描いたすべての大人の皆様に見ていただきたいと思います」と記した。