コスプレイヤーがアイドル界に進出 仕掛け人・紗愛が語る強み「AKB48と似ている要素が」
コスプレイヤーによる自己プロデュースアイドル・Couleur Clarity(クルールクラリティ)が5月14日に結成された。メンバーは、紗愛(すずな)、大河もも(たいが・もも)、円谷みう(つぶらや・みう)、乃街まの(のまち・まの)、花宮いのり(はなみや・いのり)、本田夕歩(ほんだ・ゆうほ)、芽衣(めい)の7人。同28日には、初ミュージックビデオ(MV)『推しに届け』が公開され、10月14日には初ワンマンライブの開催が決まっている。ライブを行うにあたり実施したクラウドファンディングは、目標額の100万円を大きく超え、約471万円が集まった。
クラファンで471万円を集める…“活動の狙い”とは
コスプレイヤーによる自己プロデュースアイドル・Couleur Clarity(クルールクラリティ)が5月14日に結成された。メンバーは、紗愛(すずな)、大河もも(たいが・もも)、円谷みう(つぶらや・みう)、乃街まの(のまち・まの)、花宮いのり(はなみや・いのり)、本田夕歩(ほんだ・ゆうほ)、芽衣(めい)の7人。同28日には、初ミュージックビデオ(MV)『推しに届け』が公開され、10月14日には初ワンマンライブの開催が決まっている。ライブを行うにあたり実施したクラウドファンディングは、目標額の100万円を大きく超え、約471万円が集まった。
コスプレ界で活躍している7人が、アイドルとして今後どういった活躍を見せていくのか。リーダーを務める紗愛にインタビューを敢行し、グループ結成のきっかけや、活動期間内での最終目標などを語ってもらった。(取材・文=大野代樹)
――アイドルグループを結成しようと思ったきっかけから教えてください。
「私自身、アイドルに前から興味があったんですけど、コスプレイヤーとしての活動もありますし、年齢的にも厳しいかなと思ったので『絶対にアイドルになりたい』というわけでもありませんでした。それでもやっぱり『やってみたい』という気持ちが大きくて、周りのコスプレイヤーたちに相談をしたら『機会があればやってみたかった』と返ってくることもあったんです。その結果、コスプレ活動の延長線のような形で、仲のいいコスプレイヤーを誘って、結成しました」
――結成を発表したときの周囲からの反響はいかがでしたか。
「ありがたいことに、自分たちが思っていた以上に大きく取り上げていただけました。ただ、その分期待は大きいと感じています。『ふざけてやっている』と思われるのも嫌なので『やるならとことんやろう!』ということで、今はダンス練習を増やして『人前で披露しても恥ずかしくない程度にはアイドルをやろうね』と、グループ内で話しています」
――メンバーは、コスプレイヤーとして活躍されている方々ですが、どのように選ばれたのでしょう。
「知名度で見ているわけじゃなくて、私が仲良くさせてもらっている友だちを誘ったという感じです。自分たちでビジネスをやっていく以上、連絡を取り合うことも多いですし、しっかり向き合って話し合わないといけないことも多くなるじゃないですか。だから、私から見て、そういったことをちゃんとできる人に声を掛けさせていただきました」
――MVの制作もされていましたね。
「すごく大変で、何がなんだか分かりませんでした(笑)。他のメンバーに仕事を振りたくても、何をどうすればいいのか分かっていないので、振ることができなくて……。そうしたらいっぱいいっぱいになっちゃって、みんなの前で泣いたりしていましたね」
――泣かれるほど大変だったんですね。
「あまり人に弱みを見せるのは好きじゃないので、SNSでも弱音をはいたりしないって決めているんですけど、メンバーの前だともう弱々です(笑)」
――10月14日には1stワンマンライブの開催も決まっています。
「あっという間すぎて、ちゃんと出来上がるのかなっていう不安は大きいです。ダンス練習はずっとやっているんですけど、本番でちゃんとできるのかなって。それに、歌いながら踊るってすごく体力を消耗するので、みんな体力作りをしています。もうみんな若くないので、体には気を付けて、休めるときは休んでという感じですね」
――1stワンマンライブ開催のために実施したクラウドファンディングは、目標額を大きく超えていました。コスプレイヤーの皆さんが、アイドルとして活動することによって、コスプレ界にどのような影響があると思われていますか。
「コスプレイヤーである私たちを好きだった方たちが、アイドルになった私たちを見て『アイドルってこういう世界なんだ』という入り方ができるようになると思っています。反対に、アイドル好きな人が『Couleur Clarityっていうアイドルグループができたから見に行こう』となって、コスプレにも興味を持ってくれるかもしれない。AKB48さんは『会いにいけるアイドル』というコンセプトで作られていますが、私たちもファンの方々とそんなに距離が離れていないっていう魅力があるので、似ている要素があるんじゃないかなと思います」
――コスプレ、アイドル界ともにいい影響がありそうですね。最後に、活動期間1年半で、最終的な目標としていることを教えてください。
「夏に『TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)』があるじゃないですか。アイドルが目指す場所だと思うので『出たいね』ってメンバーと話しています。活動期間1年半の中で、自分たちを形に残す物を作りたいので、来年のTIFに出場できたらいいなと考えています」
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