櫻井翔、ジャニー氏性加害を“独自調査”していた「『聞いたことがなかった』という人がいたのも事実」

嵐・櫻井翔(41)が7日の日本テレビ系『news zero』(月~木曜午後11時、金曜午後11時30分)にVTR出演し、同日に行われたジャニーズ事務所の会見について、自身の思いを語った。

ジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】
ジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】

日本テレビ系『news zero』のインタビューで回答

 嵐・櫻井翔(41)が7日の日本テレビ系『news zero』(月~木曜午後11時、金曜午後11時30分)にVTR出演し、同日に行われたジャニーズ事務所の会見について、自身の思いを語った。

 櫻井は同番組の月曜キャスターだが、会見を受けて番組MCのフリーアナウンサー・有働由美子からインタビューされた。まず、事務所が性加害を認めたことについて「この数か月にわたる自分にとって長い緊張が続く話だったので、大きな緊張感を持って、会見頭から見ていました。頭から最後まで見ていて感じたのは生まれ変わっていくというような決意を感じました」と言った。

 続けて事務所が被害者と向き合っていくことを踏まえ、「これがスタートになるんだというような覚悟も同時に感じています」「ジャニー元社長との精神的な決別というか、今までの価値観を完全に決別して、違う組織になっていくんだという覚悟を感じました」などと語った

 新体制が伝えられたのは「数日前」で、「メンバーと一緒に実際に会って聞きました」と振り返り、「正直、驚きと戸惑いというところです」。性加害の実態について聞かれると、「実態という所に関しては把握しきれていないというのが正直なところ。ただ、お二方(東山紀之、井ノ原快彦)とも口にしていましたけど、うわさという点では耳にしたことはありました。ただ、当時、自分も子どもでしたし、正直、半信半疑というか。『そんなことあるのかな』という印象を抱いた記憶です」と返した。

 その上で、自分でも性加害問題を“調査”したことを明かした。

「この数か月間、共に時間を過ごした仲間たちを含む何名か、元ジュニアを含む何名かに話を聞いてきました。その中で、『いや、聞いたことがなかった』という人がいたのも事実です。考えた時にうわさを耳にした人もいれば、聞いたことがなかった人もいれば、あるいは当時子どもだったので、耳にしたけどそれの意味することを理解できなかったという子もいたかもしれないと考えています。じゃあ、何ができるのかということをあらためて考え直した時に、今日の会見の中でも『閉鎖的だった』という表現がありましたけど、ジャニーズJr.が活動するにあたり、相談できる大人がいるだとか、その活動を見張るような立場の大人がいるとか、適切に向き合っていくような環境も作らなくてはならないなと思っています」

 今後、事務所に求めることについては「やはり被害者の方への向き合い」「2度と不祥事が起こらない環境づくりの徹底」とし、所属タレントとして「自分ができることを精いっぱい尽くし、(ファンに)笑顔になってもらい、(後輩、子どもたちに)背中を見てもらうことかなと思います」などと語った。

 会見では藤島ジュリー景子社長(57)が5日付で退任したことと、所属の俳優・東山紀之(56)の新社長就任を発表した。2人はジャニー氏による性加害の事実を認めて謝罪。被害者へは期間を決めず、「法を超えた補償」も行うとし、東山は自身の恩師であるジャニー氏を「あの方が誰も幸せにしなかった」「人類史上、最も愚かな事件」「やっていることは鬼畜の所業」と断じた。ジャニーズ事務所の名称は「変更しない」としたが、報道陣から「性加害者の名前を冠にし続けるのは非常識」などと指摘され、「(変更する)検討の余地はあります」と言い直した。

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