ジャニーズ事務所前社長の故ジャニー喜多川氏の性加害の事実を正式に認めて謝罪したジャニーズ事務所の記者会見を受けて　元所属タレントによる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が7日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見した。

　会見には同会の平本淳也代表、石丸志門副代表らメンバー8人と70年前にジャニーズ氏から被害を受けたと訴えている俳優・服部吉次が参加。

　冒頭、出席者が会見を受けてコメントを行った。

平本氏「特別チームからの提言をこれから実行しようとされているという点は分かった。最大の評価はジュリーさんが登壇されたこと。これからどのような形で進んでいくのか。手放しで喜べる段階ではないが、引き続き、こちらからの要請をくんでいただきたい」

石丸氏「巨大企業のリスク関連から申し上げると非常に稚拙に感じた。事実認定と謝罪、救済の道がひらけたことは評価できる」

ハヤシ氏（仮名）「社長の謝罪にありがたく思うが、納得のいかない部分もあった。まだ言えてない部分もある。事務所がなぜ隠蔽（いんぺい）してきたのか、不思議でなりません。早めに公に出して日本のエンターテインメントの先頭に立ってやってほしい」と語った。

長渡康二氏「思うところはたくさんあるが、対話をしていただけるということなのですべては対話をしてから始まると思う」

大島幸広氏「しっかり認めていただいて心からの謝罪をしていただいた。しかし心の傷は消えない。これからしっかり対話をさせていただきたい

中村一也氏「被害者への保障について会見したことは夢のよう。しかし、この場においても当時を隠蔽していると思った」

志賀泰伸氏「藤島氏が会見に出て謝罪していただいたことには一定の評価はあった」

イズミ氏（仮名）「認めてもらいよかったと思った。東山さんは本当に知らなかったのか」

服部氏「全体的な印象は綿密に作戦を練って会見に臨んだと思うが、なぜ白波瀬氏を隠したのか。出てこいと（思った）。彼らの犯罪をもっと暴いてほしい」