TBS、ジャニーズ事務所タレントは「これまで通り起用」 性加害問題は「きちんと報道していく」

TBSの10月番組改編会見が31日にオンラインで行われた。ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長をめぐる性加害問題を「外部専門家による再発防止特別チーム」が事実認定した上で、「マスメディアの沈黙で被害拡大」などとする調査報告書を公表したことを受け、在京の民放テレビ局キー局が30日までに声明を発表したことについても、質問があがった。

TBSが番組改編会見を行った【写真:ENCOUNT編集部】
TBSが番組改編会見を行った【写真:ENCOUNT編集部】

TBSの10月番組改編会見での質疑応答にてコメント

 TBSの10月番組改編会見が31日にオンラインで行われた。ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長をめぐる性加害問題を「外部専門家による再発防止特別チーム」が事実認定した上で、「マスメディアの沈黙で被害拡大」などとする調査報告書を公表したことを受け、在京の民放テレビ局キー局が30日までに声明を発表したことについても、質問があがった。

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 TBSは、声明で「故ジャニー喜多川氏による性加害問題について事実が認められたとする調査結果が公表されました。TBSテレビは、『マスメディアの沈黙』と指摘された事も踏まえ、いかなる性暴力も許されるものではないという姿勢で、今後も報道や放送に臨んでまいります。また、TBSテレビはすでに人権方針をかかげ人権を重視した経営に取り組んでおり、ジャニーズ事務所に対しても被害者の救済や人権侵害の防止を求め、ひきつづき適切な対話を続けてまいります」と伝えていた。

 会見にて、記者からの「声明文を発表した上での放送・報道への取り組みや番組への影響があれば教えてください」という質問について、編成部長の渡邉真二郎氏は「“マスメディアの沈黙”として指摘されたことを重く感じております。『性暴力は許されない』というスタンスで、きちんと報道していきます。ジャニーズタレントへのバラエティーやドラマに関しては、これまで通り続けていくという方針です」とコメント。

 また、起用変更なしへの理由としては「タレント個人が起こした問題ではないため、変更する予定はないという方針を取っております」と説明した。

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