日本演劇界屈指の名作に挑む大竹しのぶ 初の芸者役に「一から挑戦していきます」

俳優の大竹しのぶが7日、都内で行われた舞台『ふるあめりかに袖はぬらさじ』製作発表会見に登壇した。

製作発表会見に登壇した大竹しのぶ【写真:ENCOUNT編集部】
製作発表会見に登壇した大竹しのぶ【写真:ENCOUNT編集部】

薮宏太(Hey! Say! JUMP)、美村里江、風間杜夫らが出演

 俳優の大竹しのぶが7日、都内で行われた舞台『ふるあめりかに袖はぬらさじ』製作発表会見に登壇した。

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 本作は、1972年に有吉佐和子によって書かれた戯曲で、杉村春子が主演・お園役で初演され、これまで新劇や歌舞伎など、さまざまな形で繰り返し上演されてきた名作。今回は、大竹がお園役を務め、通訳として働く実直な青年・藤吉をHey! Say! JUMPの薮宏太、藤吉と恋仲でうわさの中心人物となる遊女・亀遊を美村里江、亀遊が働く岩亀楼主人に風間杜夫が演じる。

 日本演劇界屈指の名作に挑む大竹は、「この芝居をたくさんの方に見ていただきたい、日本にはこんな素晴らしい戯曲、お芝居があるということを若い人に見ていただきたいです」とコメント。芸者役が初挑戦となることを明かすと、「三味線も今までまったく興味を持ったことがない物に一から挑戦していきます。でも、それもすごく楽しい。私にとって初めての戯曲と向かい合って、面白い文化をみんなと作り上げて行きたいと思います」と意気込みを語った。

 三味線の稽古について聞かれると、「少しずつお稽古は始めたんですけど、違う芝居が入ったり、その芝居のことだけで精いっぱい、大げさに言うと、人生が芝居中心になっちゃうので……。でも、なんとなくは弾けるようになりました」と笑顔。稽古場の雰囲気がにぎやかなことにも言及し、「所作や歩き方とかもそうですけど、いろんな先生がいて楽しいです。18歳の時から30年くらい、この芝居をやっているという方も中にはいらっしゃいまして、いろんな話を聞けてそれも楽しいです」と充実感をにじませていた。

 舞台『ふるあめりかに袖はぬらさじ』は、新橋演舞場で9月2日から26日まで上演される。

次のページへ (2/2) 【写真】『ふるあめりかに袖はぬらさじ』製作発表会見の様子
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