『ぽたぽた焼』発売38年目に「おばあちゃん」変更 大刷新でより親しみやすいデザインに
亀田製菓株式会社は7日、1986年に発売された『ぽたぽた焼』を8月上旬から順次リニューアル発売すると発表した。
人気絵本作家のヨシタケシンスケさんが作画
亀田製菓株式会社は7日、1986年に発売された『ぽたぽた焼』を8月上旬から順次リニューアル発売すると発表した。
『ぽたぽた焼』は、濃厚なさとうじょうゆの甘じょっぱさとサクサクとした軽い食感で子どもも食べやすいことから、親子をつなぐコミュニケーション菓子としてこれまで幅広い世代に愛されてきた。そして、発売当初からパッケージに佇む「おばあちゃん」は商品の象徴として多くの人に認知され、昨今ではSNSでも話題に上がるなど、世代を超えて根強い人気を誇っている。
発売から38年目となる『ぽたぽた焼』は、これまでも時代に合わせて味やパッケージを改良・変更してきたが、発売当時の子どもが子どもを持つ親世代となり、3世代に渡って認知される商品となった今でも、おいしさはもちろん『ぽたぽた焼』の世界観がもたらすノスタルジーや温もりを維持してきた。今回は、新しい時代の家族にも進化し続ける『ぽたぽた焼』を楽しんでもらいたいと考え、パッケージをリニューアルする。
今回のリニューアルでは、商品パッケージを大きく刷新。人気絵本作家のヨシタケシンスケさんが『ぽたぽた焼』の象徴でもある「おばあちゃん」を描き起こした。
今回のパッケージリニューアルでは、古くから子どもの成長と共に親子の絆を育んできたコミュニケーションである絵本の読み聞かせに着想を得て企画がスタート。多くの絵本作家の中でも、子どもならではのユーモアのある視点から描かれる作品により、親子から高い共感を集めるヨシタケさんに作画を依頼し、静かに子どもたちを見守りながらおせんべいをぽたぽた焼く「おばあちゃん」の姿から、顔を上げて「ぽたぽたしちゃう?」と優しく語りかけながらチャーミングにほほ笑む表情で、思わず会話したくなるような親しみやすい「おばあちゃん」へ新たに描き起こした。
また、「おばあちゃん」を囲むように『ぽたぽた焼』を食べる親子や少女、「おばあちゃん」に興味津々な親子の姿も作画、『ぽたぽた焼』を囲む現代の家族像を表現した。
さらに、今回のパッケージリニューアルに合わせて「ぽたぽたおばあちゃんのちえ袋」もリニューアル。ヨシタケさん作画の「おばあちゃん」が昔ながらの知恵や現代のライフハック、なぞなぞクイズを紹介する。『ぽたぽた焼』を食べながら読んでほっこりしたり、なぞなぞの答えを親子で一緒に考えたりするなど、家族のコミュニケーションコンテンツとして楽しむことができるようになっている。