【光る君へ】塩野瑛久が一条天皇役「やっと俳優として祖父や祖母に顔向けできる」

NHKは25日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、塩野瑛久が一条天皇(いちじょうてんのう)を演じるとした。一条天皇は66代天皇。道長の甥で、幼くして即位した。入内した道隆の長女・定子を寵愛するが、のちに道長の長女・彰子も入内し、世継ぎをめぐる政争に巻き込まれる。理性の勝った性格の一方、文学が好きで、紫式部の源氏物語に強い興味を抱く人物。

一条天皇を演じる塩野瑛久【写真:(C)NHK】
一条天皇を演じる塩野瑛久【写真:(C)NHK】

NHKが来年の大河ドラマの新たな出演者を発表

 NHKは25日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、塩野瑛久が一条天皇(いちじょうてんのう)を演じるとした。一条天皇は66代天皇。道長の甥で、幼くして即位した。入内した道隆の長女・定子を寵愛するが、のちに道長の長女・彰子も入内し、世継ぎをめぐる政争に巻き込まれる。理性の勝った性格の一方、文学が好きで、紫式部の源氏物語に強い興味を抱く人物。

 塩野は演じる人物の印象と意気込みをコメントした。

「『紫式部』や『清少納言』そして『安倍晴明』。誰もが知る人物たちが活躍した時代を築いた帝の一人でありながら、人間臭さが見え隠れする魅力的な人物なのだと思わされました。真面目で思慮深く、それでいて愛情深い。そんな一条天皇を演じられることが本当に、本当にうれしいです。定子への想いや彰子との関係性の一つ一つを取りこぼさぬよう大切に生きたいと思います」

 大河ドラマへの思いも紹介。

「今回オーディションを受けさせていただきました。過去何度もオーディションというものを受けてきましたが満足いく結果が得られたことは少なく、自分の実力不足に幾度も落胆してきました。大河ドラマというさまざまな年代の方に愛される作品に携わることができ、やっと俳優として祖父や祖母に顔向けできる。そう思っております。自分で言うものではないと思いますが、知名度的にも抜擢いただいたと言わざるを得ません。誠意をもって向き合い、地に足つけて挑みたいと思います」

 約1000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみも紹介した。

「平安時代の衣装を着るのは初めてです。遊びや教養こそが評価の対象となった時代。いろいろな文化に触れることができそうでとても楽しみです。”一条天皇は笛の名手”という文献も見つけたので、その設定が出てくるのかも楽しみの一つです」

 作品は平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。武家台頭の時代の前にきらびやかな平安貴族の世界と懸命に生きて書いて愛した女性の一生の物語。紫式部を吉高由里子が演じ、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は大石静さんが担当する。

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