クアッドボール日本代表、通称「箒星ジャパン」が、2023年7月15日・16日にリッチモンド（米国）で行われた、国際クアッドボール協会（IQA）主催の「IQA WORLD CUP」に初出場。箒星ジャパンは世界の強豪国と戦い、ワールドカップ初出場・初勝利を達成し、最終的に11位で大会を終えた。

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　クアッドボールはファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズに登場する「クィディッチ」を元に発展したスポーツ。現在、世界40か国超で競技されており、日本では競技人口200人程度、8チームが活動している。

　競技のルールは、ほうきに見立てたアクリルパイプにまたがり、リング状のゴールに得点するボール（クアッフル）を投げ入れる事で10点を得点。プレイを妨害するボール（ブラッジャー）や、得点が30点入るボール（スニッチ）などが、同時進行的にピッチに登場する中、最終的に多くの点を得たチームが勝利となる。

「IQA WORLD CUP」は今年で5度目の開催だった。初出場の日本は、オーストラリア（第3回大会で優勝）、カナダ（過去3大会でベスト4）、ドイツ（ヨーロッパ選手権で準優勝）、ブラジル（パンアメリカン選手権で優勝）の“死の組”で予選を戦った。

　グループリーグは全敗。9位決定トーナメントにまわった箒星ジャパンの初戦は、ノルウェー。大柄な選手がそろう相手に対し圧倒。日本史上初となるスニッチキャッチにより30点の追加をし、歴史的初勝利をあげた。