「2023年劇団☆新感線43周年興行・秋公演 いのうえ歌舞伎『天號星（てんごうせい）』」の製作発表会が20日、都内で行われ、古田新太、早乙女太一、早乙女友貴、作の中島かずき氏、演出のいのうえひでのり氏らが登壇した。

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　座付き作家・中島氏による新作公演、江戸の町を舞台とした本格バトル時代劇。古田演じる引導屋の主人・藤壺屋半兵衛（ふじつぼや・はんべえ）が、ひょんなことから太一演じる冷徹な殺し屋・宵闇銀次（よいやみ・ぎんじ）と中身が入れ替わってしまう……というストーリーが展開される。

　会見開始早々、古田はマイクを持つと「太一と入れ替わるって不自然。俺が太一になって戦うってどういうこと」「俺が太一の動きをするのは嫌だ」と“入れ替わり”にクレームを入れた。入れ替わるほか、太一や友貴との殺陣もあるようで、「31歳のやつと戦って勝てるわけない。どんなスポーツだよ」とぼやきまくった。

“中身が古田”となる太一は、「まずいな……。古田さんになるってことは、毎日飲んで不健康な状態で仕事することを心がけないと」と苦笑い。それを聞いた古田は、「そうしないとあの味は出ないよ」とポツリと語り、笑わせた。

　早乙女兄弟は古田とは反対に、古田との殺陣シーンに大喜び。太一が「劇団☆新感線は子どもの頃からのあこがれの場所。（古田を）勝手に師匠のつもりで見てきた。そろそろ古田さんをしとめるときかな（笑）。愛をもってしとめたい」とユニークにコメント。

　友貴も「古田さんと早乙女兄弟でやるのが楽しみ。ようやく刀を交えることができる。古田さんはとにかく何もしていないのに色気がすごい。古田さんを見て育って、古田さんを見て勉強してきた。その方を交えるのは楽しみ」と声を弾ませた。しかし、57歳の古田は「もう60なんだよ！」と最後まで難色を示していた。

　発表会には久保史緒里、高田聖子、粟根まこと、山本千尋、池田成志も参加した。同舞台は9月14日から10月21日まで東京・THEATER MILANO-Za、11月1日から20日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演される。