『バイオハザード』CG長編映画でジルとレオンが初共演 羽住監督「受け入れられて何より」
映画『バイオハザード:デスアイランド』(公開中)のティーチイン上映が16日に都内で行われ、羽住英一郎監督とCGプロデューサーの宮本佳氏が登壇。制作秘話や「バイオハザード」シリーズとの関係性を語った。
『バイオハザード』の新たなCG長編映画
映画『バイオハザード:デスアイランド』(公開中)のティーチイン上映が16日に都内で行われ、羽住英一郎監督とCGプロデューサーの宮本佳氏が登壇。制作秘話や「バイオハザード」シリーズとの関係性を語った。
本作は、全世界でシリーズ累計出荷本数が1億3000万本を超えるサバイバルホラーゲームの金字塔『バイオハザード』の新たなCG長編映画。
7月7日に封切りし、羽住監督は「ファンのみなさんに受け入れられて何よりです」、宮本氏は「ゲームファンに特に支持されたようでよかったです」と喜んだ。
本作は、2017年に公開された映画『バイオハザード:ヴェンデッタ』に登場したマリアが登場する。宮本氏は「前作ではどうしてもうやむやになってしまいましたが、今回は決着がついたのでよかったです!」と笑顔で語った。
また、重要人物であるディランの誕生秘話を羽住監督は「彼が(本作の舞台である)アルカトラズ島にクリスたちを集めて何をするのかを考えるところから始まりまして、クリスたちの行動を論破できるキャラクターとして作り上げました」と説明。「彼はアンブレラについて調べようとしていたところ、レオンたちに妨害されたため、憎悪を抱いたんです。例えば、作中のとあるシーンに登場するパスワード『ポーン(駒)』は『お前(レオン)たちはしょせん駒だ』という気持ちからきています」と裏話を明かした。
水中でのバトルシーンを羽住監督は「宮本さんから事前に『物を食べるシーンと水のシーンは時間がかかる』と言われておりまして(笑)。しかし、最後の1か月で、宮本さんのほうから『ドックにある水の中に(クリスたちを)飛び込ませましょう』と言っていただいたんです」といい、宮本氏は「やっぱり、何か物足りないなと思った時に水中のバトルはやろうと、と思ったので『思いっきりやりたい!』と翻意しました。スタッフのスキルの後半に連れて上達していったので、後押しした理由です」とコメントした。
さらに、SNSでファンから事前に寄せられていた質問に回答。「もし、次回作があったら描きたいテーマは?」と聞かれた羽住監督は「みなさん、推しのキャラクターがそれぞれいると思うので、ファンファーストの目線で見るとしたら、カプコンさんがテーマの下地を考えるんだろうな、と思います(笑)。今作ではジルとレオンが初共演ですが、それが初めての出会いかどうかは、敢えてぼかしているんです。ふたりの関係は今後、ゲームや作品で明かされるかもしれないので、これからもよろしくお願いします」と話した。