「泣きたい」 収穫直前のスイカが無残にも…被害者にネット同情、当事者が明かした“真相”

夏の風物詩で、涼を求めて食べたくなるのが、スイカ。家族・親戚でみんなでスイカ割りなどを楽しもうと、畑で育てていたら……。思わぬ食害に遭った投稿が反響を呼んだ。ところどころにかじられた痕跡。いったい何が起きたのか。当事者に詳細を聞いた。

食い荒らされてしまった食べ頃のスイカ【写真:ちゃそ(@koge_tyaso)さん提供】
食い荒らされてしまった食べ頃のスイカ【写真:ちゃそ(@koge_tyaso)さん提供】

家庭菜園で栽培の夫婦 「かごで保護」の有効提案を導入へ

 夏の風物詩で、涼を求めて食べたくなるのが、スイカ。家族・親戚でみんなでスイカ割りなどを楽しもうと、畑で育てていたら……。思わぬ食害に遭った投稿が反響を呼んだ。ところどころにかじられた痕跡。いったい何が起きたのか。当事者に詳細を聞いた。

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「泣きたい」。丸々と育った6個のスイカが無残にもかじられ、果肉がむき出しになっている。まさにその一言が悲劇を表すのに的確だろう。ちゃそ(@koge_tyaso)さんのツイートには、7000件以上の“いいね”、800件近いリツイートが寄せられている。

 20代で、夫婦で家庭菜園を始めて3年目。7月初旬でちょうど収穫時期を迎えたものも被害に遭った。借りている畑で自宅用に栽培。品種は、金色羅王、ピノガール、縞王Mで、ピノダディは無事に残っていたという。

「自宅ポストに『ハクビシン・アライグマ・タヌキに注意してください』という注意喚起の回覧が入ってました。旦那とこんな動物が出るんだね~とひとごとのように話していたら、翌日畑のスイカが食べられてるのを見つけました」

今回無事だったピノダディ【写真:ちゃそ(@koge_tyaso)さん提供】
今回無事だったピノダディ【写真:ちゃそ(@koge_tyaso)さん提供】

 被害発見時に近所の人もその場にいたといい、「話を伺うと、ハクビシンかアライグマじゃないかなと仰っていました」。どうやら小動物が食べ散らかしてしまったようだ。ちゃそさんは「ちょうど親戚で集まる際にみんなで食べようと思っていたので、とても残念です」と悲しみの思いを語った。

 今回の投稿には大きな反響があった。「こりゃ泣きますねぇ」「立ち直るのに時間がかかりそう」「これは………ショックすぎる……」「私も去年、タヌポンにやられました。美味しそうなのに限ってやられるんですよね 泣きたい気持ちわかります」などの同情の声が上がった。

 また、同じ栽培経験者からは「うちも何度もやられたので、かごで対策してからは大丈夫です!」との有効アドバイスが。ちゃそさんは「今後についてはある程度大きくなったらかごで保護する予定です」と、防止策に取り組む決意を明かす。

 一方で、ちゃそさんは、動物による食害について、さらなる対策を講じることを検討している。特定外来生物に指定されているアライグマ。捕獲には法的な規制があるが、ちゃそさんの住む県では、特別な講習を受講するなどすれば、「防除従事者」として捕獲が可能になるそうで、「このような取り組みがされていると知りましたので、講習に参加してアライグマの捕獲にも挑戦してみたいと思います」と話している。

次のページへ (2/4) 【写真】ネット騒然…実際の食害の様子
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