青学大・原晋監督、痛風発症明かす「食事にも気をつけなければ」 栄養管理の難しさに言及

青山学院大学陸上部の原晋監督が3日、都内で行われた「一般社団法人日本最適化栄養食協会」設立発表会に出席した。当日は、原監督がスポーツアスリートにとっての栄養管理の難しさについて語っていた。

「一般社団法人日本最適化栄養食協会」設立発表会に登場した原晋監督【写真:ENCOUNT編集部】
「一般社団法人日本最適化栄養食協会」設立発表会に登場した原晋監督【写真:ENCOUNT編集部】

設立された「日本最適化栄養食協会」をアピール

 青山学院大学陸上部の原晋監督が3日、都内で行われた「一般社団法人日本最適化栄養食協会」設立発表会に出席した。当日は、原監督がスポーツアスリートにとっての栄養管理の難しさについて語っていた。

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 MCから「選手の皆さんの寮での食事で大切にされていることはなんですか」と質問されると、原監督は「大きな視点は3つあります。まず、食事を取るタイミングですね。食事時間と練習時間の関係性を意識しています。あまり栄養が取れない時間帯に食事をとると体が出来上がりません。もう一つは栄養バランス。三大栄養素はもとよりバランスを整えながら食事を管理させていただいております。もう一つは楽しく食べる。幸せホルモンのセロトニンが分泌されるように食事をとらせていますね」と語った。

 しかし、課題もあるようで「大学の食堂部から管理されてた食事を寮に届けてもらうのですが、昼ご飯や、日曜日、月曜日は学生主体でフリーにしているんです。そのときにどういう風に学生が食事をとっているのか。そこまで管理しきれませんからね。そこが課題ですね。何の商品にどんな栄養素が入っているのか、わかりづらいものがありますね」と話し、眉間にしわを寄せた。

 さらに原監督は「『お前はピザばっかり食べて』とか言ってしまうこともあるのですが、それが本当に悪いものなのかというとクエスチョンがつく。昔は『炭酸飲料はダメだ』と言われていたんですが、最近では炭酸水は疲労回復する一つのツールとしてプラスになっている傾向があるんですね。食についても、その尺度がなかったので、日本最適化栄養食協会の皆さんがきちっと最適化食品を作ってくれるのはありがたいですね」と語った。

 イベントでは協会が最適化栄養食メニューを試作し、原監督が試食した。食べたのはカツ丼とピザ。原監督は「太るぞと言われがちのメニューですね。最近ではウエストが太くなって体重も増えてきました。先々週あたりは痛風になりました。ちょっと食事にも気をつけなければいけないですが、それを気持ちよく食べられるとはうれしいですね」と笑顔を見せた。また、原監督は最適化栄養食普及促進のための作戦名を「全人類ハッピー大作戦」と名付け、「全ての方が幸せになります」と声を張り上げてアピールしていた。

 同協会は、年齢や性別、生活習慣など、一人一人の状態に合わせて主要な栄養素がバランスよく適切に調整された「最適化栄養食」を普及し、産業としての健全な発展を牽引することで、世界中の人々の「食によるウェルビーイングの実現」に寄与することを目的としている。「最適化栄養食」の規格化や新たなフードシステムの構築を目指す。今後は、栄養設計基準を化不足なく満たすことのできた製品に認証マークを付与していくという。

次のページへ (2/2) 【写真】実食する原晋監督
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