♪SAGAさが～と、佐賀の“あるある”を歌った「佐賀県」のヒットで知られるお笑い芸人のはなわさん(43)。9年前、家族を故郷・佐賀へ転居させ、以来、はなわさんは佐賀と東京を往復して仕事をしている。コロナ禍の現在は、その佐賀の自宅で家族と外出自粛生活を送っているが、家族と過ごす素の日常をYouTube「はなわチャンネル」で緩～く配信し好評を得ている。なぜYouTubeを始めたのか、好評を得ている理由などを、はなわさんに聞いた。

　3月末に仕事が次々とキャンセルになってから、ずっと佐賀にいます。家族が心配だったし、自分は東京に行ったら東京から出られなくなるんじゃないかと思って。長男の元輝も、普段は東京の国士舘大学柔道部の寮に入っているんですけど、4月あたまに帰省してきました。それから約1か月半、嫁さんと次男・龍ノ介、三男・昇利と5人暮らし。家族揃って、こんなに長い時間を一緒に過ごすのは初めて。楽しいですよ。家族の絆を深める時間になっていて、改めて家族の大事さを感じていますね。

　YouTubeを始めたのはそれより前の、今から半年ほど前。「釣りよかでしょう。」という、佐賀を拠点にした7人のグループYouTuberのリーダー・よーらいさんに勧められたのがきっかけです。彼らのYouTubeはすごい人気があるんですけど、メンバーが僕のライブに来てくれたのをきっかけに交流が生まれ、「釣りよかでしょう。」に出させてもらったんです。彼らと1日一緒に過ごしたら人生観が変わったというほど、感動したんです。

　彼らは佐賀の魅力を大好きな釣りとかを通して発信しているんですけど、彼ら自身がストレスなく笑顔で本気で遊んでいる。それが仕事になっている。すごくいい、僕もやりたい、と思ったんですよ。僕も大好きな佐賀の魅力を、もっとみんなに知ってもらいたいですけど、テレビとかではなかなかうまくできずにいたので。「佐賀県」でみんなに知ってもらった僕は、一生かけて佐賀に恩返ししたいと思っているんです。