俳優の伊藤沙莉が30日、都内で行われた映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』の初日舞台あいさつに竹野内豊、北村有起哉、乃木坂46の久保史緒里らとともに出席した。

『ミッドナイトスワン』の内田英治監督、『岬の兄妹』の片山慎三監督がタッグを組んだ本作。新宿ゴールデン街にある小さなバーで働きつつ、探偵としての顔を持つマリコが、自称忍者の恋人とともに依頼者の事案を解決するため奔走する姿を描く。

　伊藤は、久保との共演について聞かれると「日数が多くなかったのでたくさん話せたわけじゃなくもったいなかった。パッとお会いして顔が小さくて、くりくりしていて。めっちゃかわいいじゃないですか」と力を込めた。

　続けて久保がホスト狂いのキャバ嬢・絢香を演じたことについて触れ、「なんでこういう子が切ないことになる？って思ったけど、まとう空気感が絢香になると控室にいるときと空気がなんとなく違っていて、幸が薄くなる。そこが素敵だなって。なかなか出せるものじゃない」と絶賛。久保はにっこりとほほ笑み、「グループで活動しているときも、“幸が薄い担当”。ファンの方にも幸が薄いと言われるので、それを感じ取っていただけてありがたいです」と語った。

　作品の内容にかけて「探偵マリコに何を依頼できるなら、何を依頼するか？」と聞かれた久保は「今後アイドルとしてどう進んでいいのか聞いてみたい」と進路相談を希望した。すぐさま伊藤は「迷うことないっすよ？　そのまま突き進んでください。大丈夫、確実に」と久保のアイドル人生を保証していた。

　舞台あいさつにはそのほか、メガホンをとった内田監督、片山監督も参加した。