俳優の高畑充希と田中圭がW主演を務めるテレビ朝日系連続ドラマ『unknown』（火曜午後9時）の第8話が、6日に放送された。ついに連続殺人事件の犯人が明らかとなり、困惑する視聴者が続出している。

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　同作は、「秘密・知られざる一面＝unknown」を抱えて生きてきた男女の愛を描くオリジナルラブサスペンスドラマ。『週刊熱波』のエース記者で実は吸血鬼の闇原こころ（高畑）と、バツ1の交番勤務警察官で実は殺人犯の息子という朝田虎松（田中圭）は、お互いの秘密を打ち明け、晴れて結婚した。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　こころたちが住む春陽町や近隣の栄海町でアイスピックを使った未解決連続殺人事件が発生する中、こころと虎松の結婚式中にも事件が起きてしまった。虎松の先輩刑事“よよさん”こと世々塚幸雄（小手伸也）も屋上から落下し、こころと虎松に「犯人は吸血鬼を狙っている」という言葉を残して亡くなった。警察に疑われその場を逃げるこころを助けたのは、こころの相棒でカメラマンの加賀美圭介（町田啓太）だった。

　この時点でSNS上では、「よよさん落下現場に加賀美おるのおかしいやろ」「なぜ現場にいるの」と加賀美を疑う声が。

　加賀美の車で実家へ向かったこころ。そこに駄菓子屋「うめぼし堂」の店主・“梅ばあ”こと今福梅（木野花）が、加賀美に頼まれた差し入れを持って現れた。「かがみ」と「こころ」と分けられたコロッケを手渡す梅ばあは、人気（ひとけ）のない場所へ逃げる2人をじっと見つめていた。

　加賀美が向かったのは、自身が子どもの頃に育った児童養護施設。こころは結婚式の出席者の中に連続殺人犯がいる可能性を考え、加賀美を疑い始める。しかし、いつも笑顔で穏やかに寄り添ってくれる加賀美を思い出し、「違うよね……」とつぶやく。

　教室に入った加賀美は、「あ、まぶしいよね」とすぐにカーテンを閉めた。こころは、これまで加賀美の前で日光を避けていたことや、血液を補充する「CHIBLET」を見られそうになったことを思い出す。「私が吸血鬼だって……気づいてる……？」「いや、私を襲いたかったら結婚式じゃなくても、今までいくらでもチャンスがあったはず」と心の中で自問自答するこころ。思い切って吸血鬼を信じるかとたずねると、加賀美は急に真顔になり、「どういうこと」と冷たく言い放った。

　血液が足りず貧血になったこころは、バッグの中の「CHIBLET」を探すが見当たらず、車に取りにいくことに。しかし車にもなく、血液を補充できないまま差し入れのコロッケを持って教室に戻った。暗くなった教室内で加賀美は、「吸血鬼がやってきた！」という絵本を手渡す。その絵を見たこころは、犯行予告の吸血鬼のイラストに似ていると感じた。

　戸惑うこころに加賀美は、「こころも読んだことあるのかな～と思ったんだけど」といつもの優しい声色で話しかけ、本を受け取る。しかし次の瞬間、その絵本を投げ捨てた。貧血がひどく倒れそうになるこころ。「血が足りない？　もしかしてさ、これ探してた？」と「CHIBLET」を見せる加賀美は、「だって、吸血鬼なんでしょ？」と真顔でたずねた。

　生活スタイルからこころを吸血鬼だと疑っていた加賀美は、こころにキスをして飲み物が血液だったことを確かめていた。加賀美は「CHIBLET」を踏みつけると、「吸血鬼だから、殺さないといけないよね」と態度を豹変（ひょうへん）させる。「だって、人間にとって害だから」とにらみつける加賀美。「連続殺人犯は加賀美だったってこと……？」とたずねるこころに、笑顔で「そうだよ、俺が全員殺した」と答えた。

　殺人鬼の正体にSNS上では「わああああやっぱり加賀美だったか」「加賀美マジかー！」と驚きの声が。また普段ニコニコしている加賀美の豹変ぶりに、「あの加賀美が絵本を投げた所、怖すぎた……」「加賀美が加賀美じゃなくなっていく恐怖と絶望感……」とショックを受ける視聴者も。

　ドラマ終盤、アイスピックでこころを刺そうとした加賀美は、血を吐いて倒れてしまう。その背後には、「かがみ」と書かれたコロッケが。さらにこころの実家では、こころの母が鉄パイプで襲われてしまう。その場にいたのは梅ばあ。「私が全部やりました」と話す梅ばあは、警察に連行されてしまった。このシーンに「梅ばあが加賀美をかばってる？」「梅ばあは加賀美と共犯？　実は身内？」と考察も巻き起こっている。