日本テレビの豊田順子氏が、6月1日付で日テレ学院の学院長に就任したことが発表された。

　豊田氏は、立教大学文学部英米文学科卒業後、同局に入社。アナウンサーとしてこれまで数多くの情報番組や報道番組を担当。近年は後進の指導にも力を注ぎ、バラエティー番組でも新人アナ研修の様子が注目され、1日付で関連会社の「日テレイベンツ」に出向することが発表されていた。

　以下、日テレ学院の公式サイトに掲載した全文。

「コロナ禍の状況を経て、自分の未来を拓く（ひら）ためにコミュニケーション能力を磨くことが、とても重要な時代となりました。大切な人に自分の気持ちをきちんと伝えたいと思うこと、そのために適切な言葉を考えること、ご自身に備わった生き生きとした声を発することや表情を示すことは、そのための大切な要素です。

　私自身が33年間のアナウンサー生活で得た様々な放送現場での経験（失敗も含め）や、後輩アナたちを見守りながら培った育成理論を、多くの皆様のお役に立つよう生かしていきたいと考えています。

　一緒に、気付きや発見のある、“ワクワク”する時間を過ごしませんか？　日テレ学院は、積極的に動き出す皆様を応援します！」

「日テレ学院」は、次の時代をリードする「アナウンサー」「キャスター」「リポーター」から、将来のスターを目指す「タレント」、未来のヒットメーカーを狙う「放送作家」「脚本家」などのクリエイターまで、テレビ、映画、CMなど様々なメディアで幅広く活躍できる人材を育成する、総合エンタテインメントスクール。

　同日、後輩の河出奈都美アナウンサーはインスタグラムに2ショットを掲載し「6月からアナウンス部を離れる　豊田さん、杉上さん、安藤さん。正直、心の底から寂しいです！　寂しすぎます」と胸の内を吐露。

「アナウンサーの仕事において大切なことを、言葉で教えてくれ、姿で示してくださいました。これからも、アナウンサーとして尊敬する存在です　直接学べたことを誇りに、いい仕事で還元していきたいと思います」と恩返しすることを誓った。